DCMXとドコモカードはどちらが得か




 
ドコモショップでJCB DoCoMo CardからDCMXに切り替えないかと誘われたので、どういうメリットがあるのかと尋ねたところ、ドコモカードよりDCMXの方がポイントがたまりやすいという。ならばと申し込みをし、いま自宅で引き落とし口座の書類を書こうかと言うところである。その書類を出す前に、どのくらいポイントが貯まりやすいのか、検討してみた。

結論から言うと、クレジットカードの利用パターンが変化しない場合、DCMXとドコモカードのポイントがたまる割合はほぼ同一である。

たとえばプレミアクラブがファーストステージ同士で比較してみる。

DCMXは携帯電話利用で2P/100円(ファーストステージの場合)、携帯電話料金の支払いで1P/100円、カードショッピングで1P/100円のポイントがつく。

ドコモカードは携帯電話利用で3P/100円(カード所有でファーストステージから自動的にセカンドステージにアップするため)、携帯電話料金の支払いではポイントはつかず、カードショッピングで1P/100円のポイントがつく。

つまり、DCMXで「携帯電話の支払い」でつくポイントは、ドコモカードではまんま「ステージアップ」分となる。

しかし、これはソースが見つからず確認がとれていないのだが、どうも「携帯電話利用」でつくポイントは、iモードの有料サイト(俺の場合、180円/月のATIS交通情報を契約している)は対象外のようである。しかし、DCMXでは「携帯電話料金の支払いで1P/100円」がつくので、その分(180円なので1P/月)ポイントがつく。これが上で「ポイントがたまる割合は同一」ではなく「ほぼ同一」と書いた理由である。

ここまででは、どちらのカードを使おうとも大差がない。しかし、DCMXは携帯電話に装備された「おサイフケータイ」機能を使って「iD」提携店(ローソンなど)での少額決済が可能である。日頃コンビニで買う金額でドコモカードは使わない(または使えない)はずだが、DCMXなら気軽に利用可能である。日常的にローソンなどを利用するのであれば、地味にポイントがたまってゆくだろう。

この少額決済枠によるポイントの蓄積が、ドコモショップが主張する「DCMXの方がポイントがたまりやすい」根拠なのだろう。

俺はローソンでさほど買い物をしない…たぶん月額1000円くらい…なので少額決済で貯まるポイントもたかが知れているが、今後マクドナルドなどでもiDが展開されるようだし、ドコモカードからの移行でデメリットはなさそうなので、切り替えてみることにする。何より、新しい物好きなので。


(2007年5月27日)

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