Canon EOS 20Dインプレッション(書きかけ)




 
●KissDじゃなかったのかヨ

俺がEOS Kiss Digitalに買う買う光線を発していたその頃、キヤノンから新型のDSLR(Digital Single Lens Reflex=デジタル一眼レフ)がリリースされるという噂が流れた。価格はUS$1,300ともUS$1,600とも言われ、EOS Kiss Digitalの後継とも、KissDの上位モデルのEOS 10Dの後継とも噂されていたが、当時DSLRをマジメにウオッチしていなかった俺が、その新型が登場順から言ったら10Dの後継であることは明らかだと解ったのは、実際にそれからずいぶん後のことだった。

EOS 10DはEOS Kiss Digitalのベースとなった機種で、筐体の造りでこそKissDとの差を見せつけるが、画質は非常に近い。価格はKissDの倍近かったが、10Dが高かったのではなくKissDがバーゲン価格だったのだ。

そしていよいよベールを脱いだEOS 20Dを見て正直、困った。というのも、KissDを10Dを比べても価格差ほどのメリットを10Dには見いだせなかったが、20Dは違う。KissDの倍近い価格設定に納得せざるを得ない性能があった。そしてKissDに感じていた残念感…やはり銀塩EOSには及ばない…がことごとく解消されていた。強いて言うなら視線入力がないのが現在のEOS銀塩中級機種との違いだが、俺は視線入力を実戦で使ったことがないのであまり問題にはならなかった。


●で、注文してしまったわけだが

予約レースに出遅れてしまったのでもはや納期は未定状態。初期ロットにありがちな問題を避けられる可能性があるということで、自分を納得させる。

注文時に最後まで迷ったのはセットになっているレンズ。EF-S 18-55mm USMと EF-S 17-85mm IS USM。後者の方が300g近く重く、IS(手ぶれ補正)が付いているものの、50k円ほど高い。使い勝手から言えばIS付きでズーム倍率の高い後者なのは明白なのだが、デジカメのメリットは撮像素子の小ささからくる小型・軽量のはず。何が悲しくて銀塩時代と変わらない重さの筐体とレンズを担がなくてはならないのか。

また、EF-S 18-55mmの写りが非常に良好だったのも迷いを増幅させた。欲張らないズーム倍率とショートバックフォーカス方式から来る素性の良さと、そして約2万円という安価な価格設定は会心の出来だと思うが、レンズの繰り出し機構がワイド端で最短にならなかったり、AF時にはMF操作ができない点など細かい点が気になったりした。また、どうせ後になってIS機構が欲しくなるのは自分の性格からわかっていたので、重くて高いのを承知で17-85mm IS USMの方を選択した。

注文時の価格は230k円。同時期のamazon.comでは257k+30kキャッシュバックだったし、kakaku.com最安値が229.8k円だったのでまぁまぁだ。が、kakaku.comでは早くも値下げ競争が始まっており、俺が入手する前にずいぶん安くなってしまいそうな予感が。


●待っている間に防湿庫を買う

妻には公開差し止めを食らいそうだが、我が家のカメラ類の保管状況を右の写真に示す。問題点は(1)EOS 7がクローゼットの中のしかも最下段の銀箱(黒箱)の中  (2)ハンディカムがホコリだらけ (3)妻用オリンパスμ[ミュー]が背面にカビが生えたカラーボックスの中、そして写真には写っていないが妻用のSANYO Xactiは背後の金属ラックから宙ぶらりんだ。ここにEOS 20Dが入ったら…

防湿庫メーカーといえば「トーリ・ハン」と「東洋リビング」の二社がメジャーだが、どちらも甲乙付けがたい。今回俺が「東洋リビング」を選んだのは、棚の上に敷いてある傷つき防止用のマットが、トーリ・ハン社製のものは静電気が起きそうなものだったためである(実際、カタログにも静電気に注意と書いてある)。

デジカメのメモリカードは静電気を食らうとあまりいいことがないので、静電気が起きにくそうな東洋リビングのものを選んだ。つまり、トーリ・ハンは静電気の件をカタログに正直に記載したために少なくとも俺に売り損なったわけだが、そういう言いにくいことをちゃんと書く企業姿勢は賞賛されるべきだと思う。(ベストなの静電気の起きない防湿庫を作ってくれることだが…。) トーリ・ハン製品には販売時に静電気防止グッズがバンドルされることがしばしばあることからも、静電気問題が深刻なのだろう。

また、東洋リビングの中でもリビングに似合いそうな木目調の製品もあるが、カメラ店で現物を確認したところ、側面パネル、背面パネルが木製のようだった。俺が防湿庫を設置したい場所に以前置いてあったカラーボックス(ホームセンターで980円くらいのもの)も木製で速攻背面にカビが生えたので、木製を選ぶと防湿庫ももれなくカビが生えるのではないかと危惧した。カビを生やさないための庫の裏面にカビが生えていたのでは…実害はないかも知れないが…。


そうこうしているうちに届いてしまった防湿庫。でけー。


●ECCつきCFカードに注目

メモリカードはハギワラのHPC-CF1GZPを用意した。秋葉原のZOAで17k円。ただ、資産の分散化(メモリカード破損時のダメージを小さくする)や、写真屋さんにプリントを依頼することを考えると、512MB×2枚、という選択肢もあったかも知れない。俺の場合プリントはもっぱらiPhotoのオンライン注文を利用しているので、メモリカードをカメラ屋に提出するということはないのだが。

ところでハギワラのZシリーズの1GBはモデル末期なのか、スピードが最先端でないからなのか、レキサーとかサンディスクと比べると3割くらい安い。しかしDSLRで使う場合、フラッシュメモリ前段のバッファメモリがスピードを吸収してくれるので、CFカードの速度はあまり重要ではない。下位グレードのVシリーズでも十分なくらいだ。

そしてZシリーズのメリットは速度だけではない。それがECC(エラー・チェック&コレクト)機能である。パソコンの世界でも長時間の大量のクリティカルなメモリアクセスが必要とされる機種はメインメモリがECC付きになっているのが普通。コンパクトフラッシュも、1GBクラスになるとエラーの発生確率も128MBや256MBの比ではないだろうから、ECCがついていた方が何かと安心だ。


●EOS 7からの移行

そんなこんなのうちにひょんなことからGET。ふと立ち寄ったカメラ店で、たまたま予約キャンセルが出て在庫があったのだ。先に予約したお店にキャンセルとお詫びの連絡をして、ありがたく在庫を買わせて貰った。

銀塩EOS 7との比較。ちょうどEOS 7と20Dは同クラスだと思うが、ボディの価格は倍以上違う。EOS 7に装着されているレンズはEF 28-135mm ISで、これのEF-S版が20Dに装着されているEF-S 17-85mm ISとなる。



どちらのレンズも手ぶれ補正が付いているのが特徴だが、EF28-135mmの方はシャッタースピード二段分、EF-S17-85mmの方はさすがに新しい設計で改良が進んでいるのかシャッタースピード三段分の効果があるという。確かに覗いてみると、EF-S17-85mmの手ぶれ補正の方が「粘る」感じが強く、しかも「チリチリ」というISの動作音も小さいのだ。



●JPEGを軽くしたい

820万画素機なので画像1枚あたりのファイルサイズはLarge/FineではJPEGながら約3.6MBにも達する。このサイズの写真を数百枚、数千枚扱うことを考えると、パソコンは1GHzクラスでは少々荷が重いかもしれない。ファイルサイズが小さくなれば扱いやすくなるが、画質を落とす(圧縮率を上げる)Large/Normalモード(ファイルサイズ約1.8MB)にするか、約430万画素モードであるMiddle/Fine(ファイルサイズ約2.2MB)にするかは悩ましい問題である。

そこでまず試しに、CMOSのカラーノイズを比較してみた。というのも、430万画素モードが多数の画素から1画素を生成するのであれば、演算方法によってはノイズの量は1/√(元の画素数)になる可能性があるからだ。たとえば4画素から1画素を生成するのであれば、カラーノイズは1/√4=1/2に低減できる。もし430万画素(Middle)モードがS/Nの面で820万画素(Large)モードを凌駕するのであれば、面白い。

レンズにキャップをかぶせ、露出固定で820万画素モードと430万画素モード、ISO1600でそれぞれ撮影した真っ黒の映像を、Photoshop Elementsで極端に明るさとコントラストを上げてノイズを見えやすくしてみたのが以下の映像である。両画像とも同じプリントサイズになるように切り出してある。左が820万画素モード、右が430万画素モードの画像である。



820万画素モード

430万画素モード


意外にも820万画素の方がノイズが目立たないのに驚いた。まぁ、解像度が高いので相対的にノイズの粒も小さくなると言う要因もあるのだが。しかしこれでは430万画素モードにはファイルサイズ以外の魅力がない。

次に圧縮率の差異を見てみる。下の写真、Large(820万画素) Middle(430万画素)、Fine(低圧縮高画質)、Normal(高圧縮標準画質)の組み合わせである。左がLarge/Fine、右がLarge/Normalである。Large画像の1画素が、パソコンの画面上の1画素になるようにともに切り出した。Middle画像はLarge画像と同じ大きさになるようリサイズした。ただし、この画面を17インチSXGAモニタで見ている場合、原画像全体は40インチ画面くらいになっていることを申し添えておく。それくらい極端に拡大した場合の比較である。



この画角で赤枠部分を拡大した


Large Fineモード
原画像のファイルサイズ:4.6MB
1GBカードに217枚撮影可能

Large Normalモード
原画像のファイルサイズ:2.3MB
1GBカードに434枚撮影可能


Middle Fineモード
原画像のファイルサイズ:2.5MB
1GBカードに400枚撮影可能

Middle Normalモード
原画像のファイルサイズ:1.3MB
1GBカードに769枚撮影可能

画質で言ったらLarge / Fineに決まっているのだが、パソコンでの軽いハンドリング、ストレージの単位容量あたりに収録できる画像枚数を考えると、Large Normalか、Middle Fineを使うことになるだろう。両者を比較してみると、なかなか甲乙付けがたいが、俺だったらLarge Normalを使う。伸ばしてもせいぜいA4サイズなら、Middleでも充分、2Lサイズならお釣りが来るだろう。また、パソコンでJPEG画像を開く時間も、Large FineだとiMac G4/1GHzで8秒かかるが、Large Normalだと4秒、Middle Fineだと3秒で開ける。



●コンパクトデジカメとのノイズ比較

コンパクトデジカメから移行したかった理由の1つに、DSLRならではのノイズの少なさがある。デジカメのカラーノイズは特に、室内での肌の撮影で顕著に現れる。ほぼ同じ条件で撮影した以下の拡大画像2枚を比べると、EOS 20Dのノイズの少なさが良く解る。


EOS 20DとPowerShotS40(右)

元の画像(EOS 20D)



PowerShot S40(ISO400)
目の部分の拡大

EOS 20D(ISO400)
目の部分の拡大


これだけノイズが少なければ、気兼ねなく感度設定を上げられ、手ブレ・被写体ブレを防ぐのに役立つ。


●EF-S 17-85mm IS USMについて

EF-S 17-85mmは確かに手振れは付いているしズームはかなりの領域をカバーする。下の写真がそうだが、左がワイド端、右がテレ端である。余談だが左の写真は曇天ながらちゃんと空にグラデーションができている。EOS 20Dのダイナミックレンジの広さが解る。



ワイド端

テレ端


ただし散々報告されている通り、このレンズはワイド端で周辺部の収差が大きい。それが気になる場合はいっそのこと安価なEF-S 18-55mmを選択しておいた方が良いと思う。EF-S 18-55mmの素性の良い描写力は折り紙付きである。そしてボディがEOS 20Dなら手ぶれ補正機構を使わなくても、ノイズが少ないので高感度ISO設定でシャッタースピードを稼ぐことができるだろう。

そしてこのレンズといえば、画面周辺部での盛大な紫フリンジが有名。とはいえデジタル化によりピクセル等倍で晒される機会が増え、性能は下がっていないのだが単に目立ちやすくなっているだけなのかも知れない。それを調べるため、過去の同クラスのレンズと比較してみた。比較対象はEF-S 17-85mm IS USMのフィルム版、EF 28-135mm IS USMである。ただし両方ともEOS 20Dに装着して撮影したため、EFの方は画角が1.6倍になっている。


EF-S 17-85mm IS USM(ワイド端)

EF 28-135mm IS USM(ワイド端)


上の写真の左上のTVアンテナの部分をピクセル等倍で拡大したのが以下の画像である。なお、フォーカスは上の中央(中央下)付近に移っている家の写真の屋根の上端に合わせている。


EF-S 17-85mm IS USM(ワイド端)部分拡大
1/1250sec F4.0(解放)ISO 100

EF 28-135mm IS USM(ワイド端)部分拡大
1/1250sec F3.5(解放)ISO 100


…なんか、EF-S 17-85mm、頑張ってるんじゃないですか? 絞り解放からそこそこの解像度。そりゃ紫フリンジは見えるけど、EF 28-135mmの方は紫フリンジはもちろんだが、眠い、眠すぎる。

絞り解放では不得手もあるだろうと思い、次にF10まで絞ってみた。



EF-S 17-85mm IS USM(ワイド端)部分拡大
1/160sec F10 ISO 100

EF 28-135mm IS USM(ワイド端)部分拡大
1/200sec F10 ISO 100


うーむ、EF-S 17-85mmはあまり変わらない…か、多少シャープになったか?程度だが、EF 28-135mmの方はグッとシャープに。紫フリンジも抑えられている。

つぅことで、EF-S 17-85mmは、EF 28-135mmと比べて、

- 絞り解放時の周辺画質はEF-S 17-85mmの圧勝。
- 絞ったときはEF 28-135mmの方が周辺画質は良さげ。

となった。


●リーズナブルな単焦点を試す

俺が持っている唯一の単焦点であるEF50mm F1.8(購入時価格9,800円)を付けて遊んでみた。




いやーなんか楽しいなぁ。きれいなボケ味。写真が上手くなったように錯覚するワこれ。



50mm F1.8 1/25sec ISO800 室内(蛍光灯)


単純な生活記録スナップにはむしろ背景まで克明に写った方が何かと楽しめると思うが(第一、家族には「なんで背景ぼけちゃってるの」なんて言われるのが関の山だ(笑))、たまにはポートレートっぽい写真もいいものである。

そうそう、EOS20DほかキヤノンDSLR(Digital Single Lens Reflex=デジタル一眼レフ)の画像の縦横比は、3:2となっており、銀塩フィルムのそれと一致する。一般的にデジカメはテレビと同じ4:3の縦横比で、これを通常のL版プリントにすると想像以上に短辺方向が切られてしまう。そのためにDSCサイズというプリント寸法があるのだが、DSCサイズはL版より一回り小さく、なんか面白くない。しかし、キヤノンのDSLRで撮影した画像であれば、天地左右どちらも大きく切られることなくL版プリントできるのが嬉しい。


●CMOSクリーニングのシルボン紙


清掃モードで撮影

EOS 20Dを購入する際に、「そうだ、ニコンから出ているCMOSセンサークリーニングキットのシルボン紙の部分だけ置いてます?」と訊いたら、店用として試しに注文してみたクリーニングキットの中からシルボン紙の部分だけを1つかみ分無料で分けてくれるという。ありがたい。そんな訳であとは無水エタノールさえあればCMOSがいつ汚れてもOK状態なのだが、実際にEOS 20Dを「清掃モード」にして驚いた。右の写真が清掃モードにして露出したCMOSセンサーなのだが、写真からはちと判りにくいかもしれないが、かなりCMOSの位置が奥まっている。ここにシルボン紙を無水エタノールを湿らせてピンセットでつまんで拭くらしいのだが、ピンセットが金属だとうっかりするとCMOSセンサそのものや周囲の構造物を傷つけてしまいそうで怖い。できれば金属以外の…たとえば竹製のピンセットの方がいいかもしれない。


●何にも似ていないシャッター音

シャッター音は俺が知っているEOS7/100よりかなり盛大になった。10年前くらいに「サイレントEOS」とか言っていた時代が懐かしい。EOS 20Dのシャッター音は今までのどのEOSとも違うという話を聞くが、シャッター時の音、特にミラーがアップダウンする音はその動作速度とボディ構造により音質は変わってくるはず。EF-Sレンズに衝突しないサイズの小型のミラーを、秒間5コマの速さで駆動する機種はこれが初めてなのだから、今まで聞いたことがないシャッター音になるのだろう。

ところで、DSLRはいまだに高価なので壊された・壊れたときのダメージが大きい。カメラ店で扱っている動産保険、ショッピングプロテクションなどの救済策を活用したい。ショップのサービスには「○年保証」と「○年保険」があるが、中身が全く別物なので保障内容に注意。


●その後の防湿庫

ご覧の通り、飲みかけのペットボトルとか見苦しくてすいませんという感じだが、通電後3日ほどかかって湿度40%程度に落ち着いた。ホコリよけにもなってなかなか良い。鍵つきなのでコドモのいたずら攻撃からも守られるし。


●コドモ撮りのカメラとしてどうか

これから子供が生まれるから、という理由でDSLRに手を出そうと考えている方もいると思うが、ハッキリ言いましょう。買いです。理由は下記の通り。

・成長過程の子供にストロボを焚くのはあまり宜しくないという説がある。すると室内光・自然光で撮ることになるが、綺麗に高感度撮影を行おうと思ったら、ISO50が標準になっている最近のコンパクトデジカメでは話にならない。

・動き回る子供には、コンパクトデジカメのオートフォーカス(AF)性能では追いつけない場合が多い。DSLR、特にキヤノンの俊敏なAF性能はコンパクトデジカメでは追い切れない動きにも追随できる。

・同様に、子供の動きに追いつくにはズームも手動式に限る。電動式のズームでちんたら追っていたのでは、子供はどっかにいなくなってしまう。

逆に、買いじゃない理由もある。

・でかい、重い。ただですら小さな子供と一緒に出かけると紙おむつ、おしりナップ、ほ乳瓶、着替え、おもちゃ、おやつ、ベビーカー…等々荷物がかさばるのに、そこに1kg前後のカメラを一緒に持って行く気力と体力があるかどうか。コンパクトデジカメなら200g程度の製品がいくらでもある。

・高速連写を子供が怖がる。ウチの子は静寂の環境で育てたせいか、バイクのエンジン音とか、電気ひげ剃りの音でも驚いてしまうような繊細な?子なのだが、EOS 20Dの秒5コマの高速連写音を初めて聞いたときは泣きべそをかいていた。これは予想外だった。

・動作原理上、どうしても液晶を使って撮影できないので、コンパクトデジカメの液晶を使った撮影スタイルに慣れている場合、ファインダーをのぞき込んでの撮影は疲れるかも知れない。


●ファインダー内にヨゴレ発見

初期不良…というほどのものではないかも知れないが、ファインダーの中の一番左のAFフレームのちょっと下に、黒い点…たぶんゴミだと思うが…が付いていた。レンズを外して見える範囲でミラーやらスクリーンやらを確認したり、ブロアーで拭いてみたりしたが、汚れは動かない。おそらくスクリーン内側の汚れなのだろう。もちろん、撮影される写真には写り込まない。

スクリーン自体は右下の写真の矢印部のネジ2本を外せば取り外せるが、クリーンルームでない部屋でスクリーン部を分解して収拾がつかなくなった勇者の報告をネットで見るにつけ、尻込みする。またこの汚れを払って貰うために修理に出して深いところまでバラされちゃうのも再組み立て精度が心配だし、実際に撮影を始めてしまえばそんなことを気にしている余裕はないが…。

そんなことを悶々と考えつつ購入3日目の会社行く前の朝、何をトチ狂ったのか2本のネジを外し、スクリーン部をバラしてしまった。寝ぼけ眼で慎重にゴミの在処を確かめるが…ない。ゴミなどない。どこに入ったゴミなのか。解らん。そんなことをしてる間にも出勤時間が迫るので、やむを得ず再度組み上げてサービス行き入院を決意する。

その日の夕方、会社を早々に切り上げて、千葉のサービスセンターに宅急便で送付した。掃除の納期は2週間ほどかかると言うが、運の悪いことに前日公開された性能改善用ファームウエアに問題があったようで、ファームは公開停止、サービスセンターにはファームアップに失敗したカメラが結構な台数持ち込まれている模様。

そして一日千秋の思いで待った10日後、20Dが帰ってきた(その間2回もサービスにフォローの電話をしたのだが)。修理伝票には、

スクリーンキズのため交換の上、ファインダー清掃いたしました。
ファームアップいたしました。
各部点検しました。


ほほう、ファームアップまで。気が利くなー。…つか、ゴミじゃなくてキズかよ。そりゃ取れないわな。で、なになに?

お客様への連絡事項:
スクリーン清掃の際には、ブロア等で飛ばすようにしてください。万一スクリーンを外すような場合は、スクリーンの向きや位置にご注意ください。正しい位置にスクリーンがないと、ファインダーの合焦位置がずれて見える場合があります。


…なんかバラしたのお見通し?
つか、キズつけたの俺じゃぁネェよ!買ったときからだヨ!


●実写サンプル

EOS 20Dの実写サンプルを掲載する。なかなかこれといったサンプルが撮影できないでいたのだが、TDLに行ったのでここぞとばかりに撮ってきた。今回のサンプルはご覧の通りTDLの建築物や創造物がメインの被写体になっており、家族写真などの背景にTDLの風景が映っている場合と違いWeb掲載時の著作権的にアレだと思うが、個人弱小サイトですし、「俺も(20D担いで)TDL行きてぇ」と煽る効果も期待できる(ぉ)かも知れないので見逃してください>オリエンタルランド&ディズニー社様。そういえば10D持った人とは3人くらいすれ違ったけど、20Dはさすがに見かけなかったなぁ…。

いずれもレンズはEF-S 17-135mm IS USMを使用。三脚は使用していない。画質パラメータは1。Photoshopで600x400にリサイズし、1px/50%のアンシャープマスクをかけ、画質80のJPEGで保存した。原画像はサイズが大きすぎて掲載できなかったので、各画像をクリックしても大きくならない。


1/320秒 F13 ISO400 (C) Disney All rights reserved.
塗り絵と酷評されることもある?色の乗りの良さ。ホワイトバランスも優秀で、午後の太陽光の柔らかさも解る。



1/200秒 F5.6 -1/3段補正 ISO200 (C) Disney All rights reserved.
ショウウインドゥのガラス越しに撮影。このレンズはズームで暗いが、シャープさとボケのバランスは悪くないと思う。



1/60秒 F5.6 ISO1600 (C) Disney All rights reserved.
手ぶれ補正レンズと高感度設定の真骨頂、パレードが手持ちで撮影できる。これは楽しい。コンパクトデジカメでは真似できない領域だ。



1/20秒 F5.0 +2/3段補正 ISO1600
(C) Disney All rights reserved.

同じく夜景。これでISO1600、ノイズの少なさに驚かされる。





(2004年9月27日〜2004年11月3日)

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