Canon EOS 40D 「ファインダーに影」で修理




 
振動問題で修理してもらってから3週間。今度はファインダーに影が出る現象が発生した。影が出る領域は上10%くらい。ファインダーの写真がうまく撮れなかったので模式図で示すとこうなる。(下記の図はキヤノンに送った送り状の抜粋だ)



映り込んでいるのはスポンジである。下の写真はマウント部を下から見上げた写真だが、赤矢印の箇所に貼ってあるスポンジがファインダーに映り込む。このスポンジに触れると、影の大きさが変わるので間違いないだろう。



このスポンジはミラーアップした際にはミラーの衝撃を吸収しているようなのだが、ミラーが当たると内側に折りたたまれてしまう。これが正常な動きなのかどうか解らないのだが、少なくともファインダーに映り込むのはおかしいだろう。

ちょっと上の写真ではわかりにくいかも知れないので、模式図を書いてみた。



saikaさんの正常機と比較して、少しスポンジが長めで、内側に曲がっている。このスポンジが例の振動問題の修理と関係あるのかどうかは不明。

さーて繁忙期にまた修理依頼してしまったが、今度は何日で戻ってくるか。あんまり分解組み立てを繰り返すと、よくなさそうだという気もしてきた。


■2007.10.13

修理から戻ってきた。月曜日(10/8)の夕方に修理のWeb受付と自己送付を行い、以下キヤノンのWebで進行状況を確認すると、火(10/9)が入荷待ち、水(10/10)、木(10/11)、金(10/12)のAMが修理中、金曜の夕方に出荷済みステータスとなり、土曜(10/13)の朝に届いた。なお修理完了予定日としては、木曜日(10/11)が表示されていた。

で、修理後のスポンジ(モルトと呼ぶらしい)の様子である。勿論ケラレはない。↓



参考までに修理前の状態を再掲。↓



修理伝票には「部品を交換し、厳重に検査致しました」とあり、再三修理に対すると思われるお詫びの言葉も書かれていたが、見事にグリップラバー(グリップ部に貼ってあるシボ模様のゴムのような素材)の端が浮いていたorz。 ここでクレーマーになる人もいるんだろうけど、そんな人生を送っているといずれ自分に巡って帰ってくると思うので、自分で両面テープを貼って処置とした。これくらい自分でやらないとMacBSさんに笑われそうだし、ってのもある。

修理センタが何人体制でやっているのかは解らないが、デジカメだけでも相当台数の修理があるはずなのに、あそこは他にもキヤノンの民生品を片っ端から修理しているのである。それで中4日で帰ってくるのはかなり短納期と言える。しかし、これは修理センタの問題ではなくキヤノン製品自体の問題だが、そもそも再三修理が必要になるような設計は改善すべきだろう。

■2007.12.17追記

本記事はあくまで私が購入した機体に発生した症状であり、本不良が傾向的に発生していることを示唆するものではない。



(2007年10月8日〜12月17日 記)

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