ThinkPad X31拡張バッテリー




 
拡張バッテリー、購入してみました。IBM直販の期間限定キャンペーンで14,800円也。出荷時の容量は空だったが、Li-Ionバッテリーは50%の容量が一番化学的に安定しているはずだが…。標準バッテリーはほぼ満タン、拡張バッテリーは空で出荷、っていうのはポリシーなのか。
取り付けはドックのようにはめるだけ。両端でロックした後、コネクタ部を少し押し込んでらないと最後まではまらない。チルトスタンド内蔵なのは承知していたが、まさかそのスタンドの使用は任意だと思いこんでいた。つまり、スタンドを立てない状態と、スタンドを立てた状態の2通りで、お好みの角度で使用できると思いこんでいた。
が、実際はスタンドを立てた状態が必須になる。スタンドを畳んだ状態ではゴム足が利かず、すべる。またバッテリーの形状からして、スタンドがないとバッテリーの手前側(スタンドのついていない方)が机に干渉してしまうのだ。これはちと見当はずれだった。スタンドを立てるほど傾いてくれなくても良かったのだが…が、使ってみたら結構キーが打ちやすいのでまぁいい(ベッドで寝ながら使うのにはちと辛くなったが)。

個人的にはキーボード全体が持ち上がってしまう「ウルトラベースX3」は「あり得ない」と思う。あんなに高くなったらいくら傾いていても手が疲れるやん。その点、このバッテリーによる傾斜なら手前端はまったく高くならないので、手を置いていても楽。
このバッテリーを装着すると放熱ファンの吸気口をほとんど塞いでしまうが、実は吸気を邪魔しないようなスリットが設けられている。

ちなみに取扱説明書の詳しいバージョンはX31側にオンラインマニュアルとしてプリインストールされている。それによると1年少々で充電可能容量が半分近くまで劣化してしまうようなグラフが掲載されているが…現実を直視できませぬ。
スタンドを立てたところ。バッテリーとあわせ、1インチくらい尻が持ち上がる感じである。

このバッテリーは標準のものとあわせ、「CPU:中速」「ワイヤレスLAN=ON」「液晶の輝度=最大の1つ手前」で8〜9時間は持つ。消費はまず拡張バッテリーの方から行われ、拡張バッテリーが空になると標準バッテリー側を使うようになっている。充電はおおむねその逆となる。
写真では点灯していないが取り外しレバー近傍に緑色のLEDが付いており、これが点灯している間はバッテリーを取り外してはいけないらしい。

取り外しレバーは図のように指で引くが、某掲示板には「レバーを引いておいて、本体から引き剥がすようにして外す」とあったが、それは間違いである。実は左の写真くらいまでレバーを強く引くと、自動的に「ガコン」と外れるような仕組みが内蔵されている。
拡張バッテリーを装着したままでIn-Packedに入れてみる。こんな具合。元々X31を入れるには若干余裕があるので、特に問題はない。マジックテープもぎりぎり閉まる。


(2003年9月19日〜2004年1月26日)

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