セルフ誕プレで「GoPro HERO 9 Black」を購入しました。昨年のセルフ誕プレも「GoPro HERO 7」だったので我ながら進歩がありません(笑。本当はスルーするつもりだったのですが、本家サイトでの1年間サブスクリプション込みの価格が4.3万円(本体3.7万円)ととてもお買い得だったことと、手持ちのGoPro HERO 7 Balckが3万円弱で売却できそうだったので、充電器込みでも差額2万円弱になる計算。よってビッグウエーブに乗ることにしました。
本家サイトからの購入は2度目ですが(前回はHERO 7のアクセサリだけ購入)、相変わらず購入の連絡は来ても発送の連絡はなく、トラッキングナンバーも不明ですが土日込みで6日で届きました。なお、航空法の関係か、カメラ本体抜きでバッテリー&充電器を購入することができません。本体よりバッテリー&充電器の方が品薄気味のようで、そちらの在庫復活のタイミングを狙ってオーダーする必要があります。
本体もアクセサリーも特価な上に、Sandiskの32GB microSDカードも付属します。GoProはSDカードの要件がとても厳しく、動作確認されたカード以外では不具合が生じやすいようで、そのサポート費用を考えると動作確認済みのmicroSDカードを同梱してしまった方が安いという判断なのかもしれません。しかし入っているはずのmicroSDカードが見当たらず、サポートに連絡しようかと思った矢先、ごみ箱に放り込んだビニール袋に張り付いているのを発見しました。てっきりSunDiskの「ブリスターパッケージを紙で挟んだ梱包」と思い込んでいたのですが、実際は紙の部分なしの透明なパッケージの部分だけで入っていたことに気が付かず、セットを包んでいたビニール袋と一緒に捨ててしまっていたようです。危ない。
話で聞いていた通り、7と比較すると9は確かに一回り大きく、重いのですが、8から採用になった本体組み込み式のマウントはとても便利です。7はバッテリー交換や充電のたびに強固な外装シェルからカメラ本体を取り出さないといけませんでした。
今回の見た目の大きな特徴は前面にプレビュー用のカラー液晶が付いたことです。これによりセルフィ―などカメラ前面側からのフレーミングが容易になりました。
しかし残念なことに、今回の9はあまり評判が芳しくないようです。主だったネットの声を聞くと以下のような感じです:
1.暗所性能が低下している
2.音声にポツポツという音が入る
3.録画中のスマホでのプレビューができなくなった
暗所性能についてはGoProとしてセンサーサイズおよび画素数が非公開なので裏付けが取れませんが、モデルチェンジでセンサーサイズそのままなのに画素数だけ上がって暗所ノイズが増えた、というのはよく聞く話かと思います。また、音声にポツポツ入る件は明らかに不具合。私の個体では発生しませんが、不具合に当たったユーザーは交換後の個体でも発生する場合があることから、特定microSDカードや使い方に起因して発生する気がします。録画中のスマホでのプレビューができなくなった件は明らかにスペックダウン。公式では「できない場合がある」というスタンスですがこれがいい加減で、実際は「あらゆる条件下でできない」が正しい表現です。撮影解像度やフレームレートの設定によってはできない、という話かと思ったのですがそうでもなさそうで、いままで「できた」という声を聞きません。本体前面の画面でプレビューができてもスマホでできなくなったのでは、差し引きゼロです。将来、ソフトウエアアップデートでできるようになると良いのですが…。
ただ、スタビライズ性能は過去最高、昼間の画質もやや過剰演出気味ながらも見栄えするメリハリの付いた画質なので、4.3万円(本体3.7万円)の防水耐衝撃アクションカメラとしては悪くありません。一方でiPhoneと同様に「『7』が最高だった」という考え方もあるかと思いますので、7からの買い替えは慎重に検討されたほうが良いかと思います。
本体パッケージは環境負荷低減のため、歴代にあった透明なショーケースのようなものが付属しない代わりに、セミハードケースが付属します。これはなかなか実用的で良い改良なのですが、特に仕切りのようなものがないので不便を感じます。そこで百均でマジックファスナーつきのゴムバンドを買ってきて接着剤で2本をつなぎ、仕切りバンドとしました。私がよく使う「サクションカップ+本体」の組み合わせがすっぽり入り、少し余るという格好になります。
しかし本家サイトで本体を安売りしてまで強引にサブスクリプションに加入させるのは気になりますね。赤字が続いているようですし、この春には従業員人数の20%削減と5か所のオフィスの閉鎖が発表されています。製品自体はとてもユニークで私の中でRICOH THETAの出番が激減してしまったほどなのですが、何とか新しいビジネスモデルへのソフトランディングを期待したいところです。
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