新型ヤリスがアイドリングストップ機構を非搭載とし、アイドリングストップの存在意義に疑問が投げかけられた今日この頃、私もアイドリングストップについては相当クルマにダメージを与えているような気がして、最近ではクルマに乗るたびにスイッチを押してアイドリングストップを解除していました。しかしこれが結構面倒。
市販ではOBDコネクタ経由で車両の設定を書き換え、「スイッチ操作にかかわらず常時OFF」にしてしまうツールも販売されていますが、たまには使いたいときもあるので常時オフまでは割り切れません。
そんな折、maniacsから人間の代わりにアイドリングストップ解除ボタンを押してくれる回路が発売になり、ずっと気になっていたのですが、今回取り付けてみました。
これはエンジン始動の3秒後にアイドリングストップスイッチの配線に一発パルスを送り込むもので、車両側から見ると人間が押しているのと変わりなく、アイドリングストップ機構自体はOFF/ON可能な状態のままになります。
購入したのはアイドリングストップキャンセラーモジュール本体と、オプションのハーネスキット。ハーネスキットを買えばA3用の取り付け説明書が付いてくるかと思ったのですがついておらず、結局同社のブログを参考にして取り付けを行いました。
まず車両側のスイッチモジュールを、専用治具(Amazonで購入可)を使って取り外します。昔これを使わずにプラスチック下敷きを切り抜いたものを使っていたのですが、それでもOKかと思います。治具の先端にある切り欠きはここでは重要ではありません。スイッチモジュールの下部左右にあるスリットに治具を差し込むと、驚くほどスルッとモジュールが外れます。
本体はグローブボックス奥に設置しますが、グローブボックスからこのスイッチモジュールのところまで配線を通すのが最大の難関でした。
結局、スイッチモジュールを外したところの左端にある穴に菜箸を突っ込むとグローブボックス奥のエアコンフィルターのところに届いたので、そこに細い針金(がなかったので「ねじりっこ」)を貼り付けて引っ張りました。次にスイッチモジュールの中央の穴から左端の穴に細い針金(ねじりっこ)を通し、左端に通った針金を中央の穴に引っ張ります。これを使って配線を写真右にある赤いコネクタからグローブボックスまでリーチさせます。
配線はこの赤いコネクタの「端から2ピン目の黄緑線」を分岐させますが、本当はハンダ付けで分岐させたいところですが、安直にキットに付いてきたシングル歯タイプの配線コネクターを使いました。(調子悪くなってきたら配線やり直そう…)
電源プラス側はキットに付いてきたヒューズボックス分岐アダプターで取り出し、マイナス側は車両の適当なネジから…と思ったらなかなか見当たらず、結局、グローブボックス左側面のフタを外したところにあるネジに取り付けました。maniacsのブログにある発煙筒付近を弄る必要はありませんでした。(あれは純正ドラレコ装着者の例なので、当方には当てはまらず。)
一通り配線したところで、テスト動作させてみます。エンジンをかけて3秒後にアイドリングストップOFFランプが点灯すればOK。無事動作しました。中身はリレーのようで動作時にカチッと音がしますが、グローブボックスに入れてしまうと聞こえません。
あとはエアコンフィルターとグローブボックスの間の空間に配線と本体を押し込めて完成です。
実にいい案配になりました。
コメント
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