E5系 グランクラスを初体験

東日本大震災の6日前から導入されたE5系のファーストクラスこと「グランクラス」に、導入後8年経ってようやく乗ることができました。導入当初こそ予約が取りにくかったのかも知れませんが今やそんなことはなく、むしろグリーン車より空いているくらいです。(Web予約サイト「えきねっと」を見ていると、一番最初に売り切れるのはグリーンで、グランクラスは最後まで空いていることが多いですね。)

出張ですが、さすがに会社がグランクラスの旅費を出してくれるわけはなく、普通乗車分の運賃だけ会社持ち。グランクラスとの差額は自腹です。まぁ1回だけの贅沢と言うことで。

予約時に「食事付きの便」と「食事なしの便」があることに気がつきました。料金も2千円ほど違うのですが、もうたぶん金輪際乗らないのでここは躊躇なく「食事付きの便」を選択。

 

シンカリオン見た後だとロゴマークが光って変形しそうにしか見えない(;´Д`)

東京駅から私を含めて3人乗ったのですが、私はこっぱずかしくて乗車列に並べませんでした。他の2人(初老の女性2人組)も乗車口が開くまで遠巻きに眺めていました。

乗車すると入り口付近で専門のアテンダントがお出迎え。

 

えきねっとからシートマップを使って予約したので、他の2人に対して離れた場所に座ります。乗客は東京から私含めて3人、あと大宮から+1人でした。

シートの白い枕がフカフカで感動しました。普通車の綿布1枚のゴソゴソするカバーではなく、ジャージ地の餅っぽい感触のカバーです。

 

飛行機の荷物スペースのような作り。ただ、近づいてみると結構手垢で汚れており、年季を感じさせます。

 

荷物を入れたところ。

 

席について改めて周囲を見回してみると…

 

シートバックにDesigned by 日立、カワサキ、レカロのロゴが。

各社それぞれどこ担当ですか?

 

窓が小さいので普段でもやや暗めなんですが、

 

トンネルに入るとさらに真っ暗に。

 

右手アームレストにサービスメニュー。飲み物メニューやアメニティの案内などが書かれています。

 

「飲み物」「お食事」「おつまみ」「デザート」が要るか尋ねられたので、全部要ると告げたところ全部出てきました(アタリマエ)。

飲み物はお酒が飲み放題なのですが、この後クルマを運転することになっていたのでお酒を飲まず、涙をのみました。(実際に飲んだのは黒烏龍茶です)

 

なにげにこれが一番楽しみでした。お食事、お弁当。

 

おしながき。

 

手鞠寿司みたいなのでした。枝豆のようなものは最初振動で飛び散ってるのかと思いましたが、こういう盛り付けなんでしょうか、盛り付けのように見見えますし、飛び散ってるようにも…。味の方はもっと東北っぽいのを想像していたのですが、全品通して思いのほか京風でした。いい材料を使っているようで、食事どきの時間でもないのに(笑)するっと食べられました。

 

なんとグラスまでグランクラス専用。グランクラだけに。

 

お食事が出てくると、おつまみに手を付けるタイミングに悩みますね。袋の方は亀田のあられアソート。

 

デザートはバウンドケーキでした。「五郎島金時」という品種のサツマイモのケーキでしたが、確かに芋っぽいのに上品な味。

アテンダントさんが扉の向こうから常時監視しているようで、何か食べ終わるとすかさずゴミを「お下げいたします」と寄ってくるのが却って怖かったりします(笑。

 

お腹もいっぱいになったので、静かな車内で大ぶりのシートを倒して寝そべっているとさすがに眠くなってきました。なんて贅沢な旅なんだこれ。E5系新幹線の先頭車両って、いつもこんなガラガラの車両を付けて走ってるんだなぁ。これそのうち廃止されちゃうんじゃないか? 近距離(仙台くらいまで)で使うのは勿体ない感じで、折角ならこのまま青森まで行きたくなります。

ウトウトしながらふと窓の外を眺めたら、なんとなく窓枠の色調に既視感が。

 

グランクラスのインテリアの色調って、WF-1000X M3の「プラチナシルバー」と同じテイストの色なんですね。

目的の駅に近づくとこれまたアテンダントさんが「まもなくご到着です」って起こしに来てくれるんですよね。飛行機はともかく新幹線で乗務員に寝顔見られるのは恥ずかしい(笑。

総じて、確かにいいサービスではありますが値段なりでしょうか。親とかにこれでの旅をプレゼントしたいですね。

 

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