以前少し書きましたが、春先にEFレンズを何本か処分して、RFレンズをお迎えしました。これでRF単焦点三兄弟が揃ったので、当面物欲が刺激されない感じで平穏な写真生活を送れています。キヤノン的にはどんどん買ってもらわないと困るのでしょうが、これ以外のRFレンズは高くて手が出ません。
昨年購入したRF 35mmに加え、このたびRF 50mm、RF 85mmを購入。
この3本の中で圧倒的に出番が多いのはRF 85mm F2 MACRO IS STM。RF 24-105mm F4L IS USMを差し置いて、ほぼ付けっぱなしといっても差し支えない使用頻度です。EF版はF1.8ながら一回りコンパクトでしたが、F2になはってしまったもののISとハーフマクロでここまで使い勝手が良くなることが驚きです。SIGMA DPを使っていた頃も75mm相当のDP3が一番使用頻度が高かったですが、あれも1/3マクロが付いていましたね。距離窓がなくなって寂しい外観ですが、RFレンズならではのコントロールリングは装備。スイッチ類もAFやISのほか、マクロらしくフォーカスレンジ切り替えスイッチがあります。安そうに見えて実はそれなりにコストはかかっている感はあります。
85mmゆえパースが付きにくいというのが自分としては一番必要な要素。画質は被写体によってボケの硬さを感じることはありますが、最新設計のレンズらしく優等生。ウイークポイントはEF 85mm F1.8と異なり電源ON/OFFでレンズが伸縮することで、そこを意識しないで使っていると「カメラバックの中でレンズが伸びてしまう」「レンズキャップを付けようとして動作中のレンズ先端に触れてしまう」というようなメカに負担をかけてしまう行為をやってしまいがちです。AFは静止画用としては遅い部類ですが、動画モードでの静粛性とスムースさを兼ね備えています。
そして出番が少ないのがRF 50mm F1.8 STM。最新「撒き餌」レンズですが、撒き餌が1万円で買えていたのは過去の話。今や2万円台後半です。廉価版らしくコントロールリングはフォーカスリングとの切替式。レンズ本体は廉価版ではありますが、フードはロックボタン付きのバヨネット式という高級仕様。デザインも今風で、シルエットは好きです。
描写は細かく見れば違うのかもしれませんが過去の同シリーズと比べても劇的には進化していません。このレンズの出番が少ないのは、ISが付いていないからということに尽きると思います。自分は「本態性振戦」を持っていて手が震えるので、フレーミングで「見切り」たい部分の成功率がイマイチなのです。おそらく50mm F1.4のIS付きが出たら、それは欲しくなると思います。
RF 35mmについては過去に書いたので省略。
いずれもネイティブなRFマウントですので、マウントアダプターが不要というのはやはり便利です。
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