ダイニングの32inch VIERA(TH-32A320)の白色輝点が9箇所になったのと、視力低下で32inchでは字幕などが裸眼で見えなくなってきたので、この32inchを引退させ、ここに和室の47inch VIERA(TH-47AS800)を持ってきて、和室用に新しいテレビを買いました。
新しいテレビは65inch VIERA TH-65MX950です。これは現行型の液晶の最上位モデルですが、本当は前モデルTH-65LX950の方が良かったのです。でも完全に買うタイミングを逸してしまって、もう前モデルの65inchは手に入りませんでした。(55inchならまだ併売されています。)
なぜ前モデルLX950の方が良かったかというと、そもそも安かったし、パネルがIPSで、消費電力が低く、重量も軽かったからです。最新モデルMX950になるとVAパネルで、バックライトローカルデミングが付く代わりに消費電力増、重量も増になります。
画質に文句があるなら有機ELにすればよかったじゃね?という声もあろうかと思いますが、同サイズ液晶と比べて重量は軽いものの、本体価格が約1.5倍、消費電力は2倍なのと、寿命が液晶の半分とも言われているので、ちょっと日和ってしまいました。コストにある程度目を瞑るAV機器としてなら有機ELなんでしょうけど、家電としてはまだまだ液晶だろうという判断です。
さてTH-65MX900ですが、プラズマとIPS液晶に慣れた目にはVAパネルの色味はどうにも全体的に色が薄く、中間諧調が緑転びしているように見えます。これがPanasonicのハイエンド液晶なんだ…と思うと悲しくなります。ただ暗い場面になると何の努力なのか色乗りが突然リッチになり、ローカルデミングということもあり、有機ELに迫ります。中間諧調での色相を弄るにはサービスモードに入る必要があるのかなと思いますが、時間が出来たら追い込んでみたいと思います。ただ経験上、パネルの構造に起因するチープさは、パラメーターを弄っても何ともできないんですよね。
早くも「こんな色しか出ないテレビがパナソニックの液晶ハイエンドなら、もう次のテレビは有機ELにしよう」と思いました。まぁそれが狙いなんでしょうけど。ぶっちゃけダイニングに持っていったTH-47AS800(IPS+ローカルデミング)の方がコクのある色のりで好きです。なお55inchでよければ、旧型のIPSモデルが併売されているのでオススメです:
我が家は「置ける限界サイズ」優先で選んだのでIPSは諦めましたが…。
でもサイズは割と正義で、今まで見ていたコンテンツがいろいろ違って見えます。我が家では娘がオモチャみたいな1万円のプロジェクタを100inchくらいでたまに使っていますが、やはり100inchまでは行かなくても廉価プロジェクタと違ってクッキリハッキリ見える大画面というのは体験としてリッチです。
音はテレビ内蔵のスピーカーとしてはまぁまぁ優秀で、おまけ程度のウーファーもついていることから、外付けスピーカーを付けなくても納得される方は多いでしょう。2万円クラスのサウンドバーでは、つける意味がないくらいです。
妻と娘にはとても好評で、「電気屋さんみたい」と感激しきり。4Kアップスケールの効果もあって今までのBlu-ray(2K解像度)ですら違って見えるとのこと。4Kアップコンの解像感もさることながら、フレーム倍速補完によって一部被写体が60fpsでヌルヌル動くように見えるので、その影響も大きいのかなと思いました。この倍速補完は2010年ごろのモデルだと違和感しかありませんでしたが、最近のモデルはかなり違和感を減らしてきてますね。(それでも私は補完しない方が好きです。)
私的にはちょっと納得できない色味ですが、妻と娘が喜んでいるので良しとします。なお息子はテレビが大きくなったのに気が付きませんでした、というくらいテレビに興味がありません。
なお設置した我が家の既存のテレビ台はせいぜい42inchくらいまでが納まりの良いサイズで、前に乗せていた47inchですらややはみ出し気味でしたが、65inchとなるともうはみ出しまくり、角置き設置なのでテレビ台を10cmくらい前に出さないと置けませんでした。これ以上のサイズになると部屋に対して斜め45°設置を諦めるか、あるいは掃き出し窓を若干塞ぐか、ということになります。
なおサウンドバーでリモコン受光部が隠れ気味になりますが、本機のリモコンは電源OFF/ON以外はBluetoothなので、受光部が隠れていても操作可能です。
なお購入元はコジマネット。ポイントが全くつかない代わりに安く、かつ6年保証が付いていたからです。
Wiiを繋ぐのに、Wii-HDMI変換器を買いました。数百円でちゃんと変換できました。すごい。
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