今年一年の買物(やってしまいました)を振り返ります。
大きいのから行きましょう。
一般的に「家の次に大きい買物」と言われている、クルマですね。
Audi A3 Sportback (8V) 1.4TFSI
装備充実の割には前に乗っていた2006年型A3(8P)と値段がさほど変わらないところが、普通の車を作っていたのでは儲けられない自動車メーカーの苦労が偲ばれるようです。テスラとかグーグルとか、他社からエンジニアを引っこ抜いてきただけで走るだけの車は作っちゃいましたからね。走るだけの自動車というのは、もはやその程度の技術水準になってしまったと言うことです。
自動車業界の一般論はさておき、8P型A3の修理代に嫌気をさして半ば衝動買い的に買ってしまった当モデルですが、とても気に入っています。ツマや息子やBさんにまで(!)お願いして発生源を探ってもらったリアハッチ付近のカタカタ音はないし(結局手放すまで治りませんでした…)今回「内装を剥がすようなディーラーopは付けない」という方針で購入したので、それが功を奏している気がします。
街乗りでの運転もとても軽いので、ツマが駅まで億劫せずに迎えに来てくれる頻度が増えました(笑。それでいて高速ではドイツ車らしい矢のような直進安定感が健在なのがまた素晴らしい。難点を挙げるとすればアイドリングストップからのDSGギアボックスの発進のギクシャク感と、エンジンの吹け上がり(レスポンス)の悪さですね。特にエンジンの吹け上がりの悪さは驚くほどで、そういうホンダのNAエンジンのような使い方をしてくれるなと言うことなのかも知れませんが、「1.4ターボ」という名前から連想するのとはまったく異なる性格です。その代わり、1,500rpmあたりからトルクはモリモリで、普段の街乗りはおおよそ2,000rpm以下でこなしてしまうところなど、1.4Lとは思えません。
ただ、長く乗っていると指数的に修理代がかかり、下取りが下がるので、5年程度で乗り換えようかなぁと思っています。前のクルマも10年少々乗りましたが、長く乗ることによる費用的なメリットはあまりなかったですね。
さて、次に高いのは、これ。
EOS 5D Mar IV
何がショックかって、周囲の5D3ユーザーでこの5D4に買い換えたのが、私だけってことですよ。謀ったなシャアも甚だしいですよ←
確かに5D3を手放した上に20万円の追い金をしないと買えないこのカメラにそれだけの価値があるかと言われると人にはお勧めできないのが正直なところです。現にフォトヨドバシでもいまだ取り上げられていませんしね。超高性能機でありながら、旬は過ぎてしまった—— そんな気がします。正確な射撃ゆえ、結果が予測しやすいというのもあると思います。キヤノンがユーザーの期待に応えられるようなあの手この手の小細工を満載した結果、結果が予測できてつまらなくなってしまったというのは皮肉です。
価格設定ですが、一般的にそう簡単に届く値段ではなくなってしまいましたが、それは日本だけの話で、いま先進国でここまでデフレなのは日本だけみたいなんですね。賃金に対する感覚としては、アメリカやドイツでは日本で言うところの24〜29万円程度のカメラ、という印象と思われます。いまは国際物流もかなり自由化していますから、並行輸入物などを考えるとキヤノンもワールドワイドを見通した価格設定に苦労したのではないかと思います。
日本だけデフレと言えば、私の勤務先で「世界中で同一労働、同一賃金」を目指す話があったんですが、どうするんでしょうね。一体どっちをどっちに合わせるのか、それとも「やるぞ」の声が小さくなるのか…。
次エントリーに続きます。
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