Netflixに娘が加入しているので、「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」を観ました。Unreal Engine 5 で描くジオン視点のガンダムです。
24分 × 6話構成なので、割とあっさり観ることができました。ただ、前半はちょっと単調かな…。トドメを刺されそうになると横槍が入る、という展開が多すぎると感じました。あと歩兵と戦車とモビルスーツと戦闘機ってこんなに入り乱れないだろ…(歩兵にとって危なすぎる)というのもあります。
時代はガンダムは戦線に投入されており、ジムの量産が始まったフェーズ。機体数が限られていながらも圧倒的な性能のガンダムを前に、ジオン側は劣勢を強いられます。
ザクの凄腕パイロット・ソラリ(上の画像の赤髪の女性)は、ジオン軍に入る前は音楽家だったことと関係するのか、いつしか戦場でガンダムの襲来を人より早く察知できるニュータイプ的な能力を開花させます。逃げ延びる先々でガンダムに襲われ仲間を失ってゆき、仕舞いには貧乏神扱いで味方から拘束されそうになるソラリ。しかしそんな折、ジオン軍はガンダムはともかくジムを入手・解析して弱点を暴きたいと、ソラリに対しジム強奪命令を下します。
面白くなるのはここからで、ソラリ率いるジム強奪チームが連邦軍に偽装しているばかりに味方のグフ隊に狙われたり、連邦軍のコスプレをして基地に潜入して連邦の正規兵と接触するなどの駆け引きが始まります。そしてガンダムのパイロットである少年との邂逅。ガンダムのパイロットとの意思の疎通が始まったところで…、というストーリー。
終盤までガンダム側のパイロットの気持ちは表現されないのですが、それが明らかになった瞬間、今まで見てきた「白い悪魔」が少し違って見えます。ラストシーンのシーケンスは小説版「機動戦士ガンダム 3巻」と似てるというか、そのものかなと思いました。
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