SONY WH-1000X M4 LM

ソニーストアから想像より大ぶりな箱が到着。

 

これは完全に予定外でした。

 

先日特価販売されていた、WH-1000X M4 LM。これがたぶん今年最後の散財だと思います。

この冬の流行色はネイビーなんだそうで。そういう意味でも流行りに乗ってますね。

箱を未開封の段階で、初代1000Xと比較して「軽っ」と思いました。

 

ネイビー色のオーディオ機器を買ったのなんて初めてかもしれません。

 

左側には近接センサー。XM4からの装備です。左側にしかありませんので、左側だけ耳に当てていれば音楽は止まりません。片側だけこんな大きい構造物入っているのに、聴感バランスが偏っていないのが不思議。

 

側圧は軽め、パットも柔らかく、アームの形状も1000X比で卵型にカーブしているので、頭に乗せた感じはとても軽いです。

 

ボタンは初代1000Xより1つ減りました。電源以外の2つのボタンが、CUSTOMの長押しとちょい押しに統合されたようです。

 

エージングは全くしていませんが試聴してみます。ソースがiPhoneですのでAAC接続、ヘッドホン側でDSEE HXあらためDSEE Extremeをかけてハイレゾ相当にアップサンプリングしています。イコライジングはフラットです。今回からDSEEをかけていてもイコライジングが効くようになったようです。

まず石原香織の「Starcast」から。石原さんは私の中では輪廻のラグランジェの「京乃まどか」役か、色づく世界の明日からの「月白瞳美」役として有名。繊細な声だと思います。Starcastはこの冬の新曲。低音方向のレンジは広くありませんが、石原さんの繊細な声がWH-1000XM4ではシルキーに表現されます。初代1000Xより全体的に刺激的なところがありません。音場もよりフワッと広く広がります。

次はワルキューレ美雲さんであるJUNNAの「海と真珠」。「海賊王女」のOP曲ですが、これもWH-1000XM4ではシルキーですね。この曲は割と低音方向にも伸びているのですが、量感とスピード感のどちらか一方という感じではなく、中庸をとっている印象があります。尖っているところがないのにそれなりの分離性能はあります。

何曲か聴いて感じたのは、ハイレゾでないのにまるでハイレゾであるかのうような聴かせ方をすることです。DSEEの性能向上なのかドライバなのか、はたまた両方なのかはわかりませんが、WF-1000XM4もそうでしたが最近のソニー製品の傾向でしょうか。長く聴いていても疲れない感じです。一方、初代1000Xは一聴すると派手な音作りなのですが、それはおそらく中高域の凸凹によって作られたもので、長時間のリスニングでは1000XM4より疲れます。

ノイズキャンセリング性能については、ホワイトノイズが減りました。以前は雑音が消える代わりにごく僅かなホワイトノイズが乗ったのですが、本機はかなり少ないです。暗騒音の広域成分だけが少し耳に入ってくる感じです。右側のハウジングを手で覆うとノイキャンが一時的にオフになる機能は便利ですね。

とりあえず1時間ほど聴いてみた印象は以上です。「買う理由が値段」で買ってしまいましたが、まぁ初代1000Xは4年使ったし、良かったかな。

コメント

  1. […] これは機構的には完全にSonyが作ったAirPods Maxであって、AirPods Max的なものが欲しいけどAppleじゃちょっとなぁ、という層に向けた製品だと感じました。1000X M4とはおそらく併売されるでしょうから、もう完全に好みで選んで良いと思います。ただM4と比較検討するにしてもこちらのほうが3割(約1万円)ほど高いんですよね。AprPods Maxと比べたら1万円以上安いんですが。M5と比べて、自分はいま使っている1000X M4の方が音と装着感は好きかな…と思いました。外見はM5の方がカッコイイと思いますけどね。M5を見た後だとM4以前は野暮ったく見えるのも事実です。 […]

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