20年近く使ったオーディオテクニカATH-A5X、最近ではもっぱら家族共用のテレビ観賞用になっていましたが、頭部保持パッドの片方が外れてどこかに行ってしまい、アームだけの状態に。それが頭に当たって痛いので、ムスメなんかは頭にタオル乗せて使っていたとか。いっそのことと思い両方のアームを外してしまったところ、今度は頭の小さなツマでは保持されなくなってしまいました。イヤーパッドも交換時期になってきていたので、買い換えました。後継機の ATH-A500Z です。
他の製品も検討してみましたが、「オーバーイヤー型」「ケーブル片出し」「ケーブル3m以上」という条件だと選択肢がほぼなく、同じようなスペックで作り続けてくれていたオーディオテクニカの後継機になったというわけです。(インピーダンスとか感度とかはさすがに変わっていますが…)
この20年の間にMade in JapanからMade in Chinaになってしまったようですが、むしろパッケージは立派に。前のはブリスターパッケージだった記憶があるんですよね。
イヤーパッドは上下に長い楕円形だったものが、正円形に。耳をすっぽり包む感じが向上しました。ダイヤフラムはφ53のままです。
音質ですが、まだエージングが充分済んでいない中での比較ですが、音の傾向は変わりないものの、よりしっかりした土台から出ている音、腹に力の入った音になっている気がします。スピーカーでいえば畳の上に置いていたものが板の間に置いたようなイメージ。
倍以上の値段がするソニーMDR-1Aと比較するとさすがに音の繊細さで劣ったりしていますが、テレビ用としてはデジタル放送であることを考慮しても十二分な音質。ムスメが最近はまっている音楽番組もいい音で聴けるでしょうね。
ケーブルはしなやかさが若干なくなり、張りのある感じになりました。絡みにくいエラストマーシースなんだそうです。前のでも充分良かったですけどね。
|
コメント