バッテリー持ちの懸念はあったものの、結局Walkman NW-F885をキャンセルせずに買ってしまいました。いわゆるF880シリーズの末っ子で、F885が16GB、F886が32GB、F887が64GBというラインナップです。
今まで使っていたNW-A865は音質面では不満はなかったものの、大量の曲を入れた場合に動作が重くなったり、画面の小ささゆえ肝心なメニュー項目が画面からはみ出している(スクロールしないと使えない)といった点が気になっていました。
ホーム画面。まんまAndrodなので、初めて見たときはどこを操作すれば良いかが解らなくて、目が泳いでしまいました(笑
裏面。ウオークマンロゴ部分は内蔵スピーカーになっています。音質は「確認できればいい」レベル。かなり腰高です。
イヤホンジャック部分は何故か銀色の別パーツ。筐体を薄くしたら必要な性能を出すための部材が入らなかったのでしょうか…?
ハイレゾロゴはシール。液晶保護フィルムを貼るのであれば邪魔になるので、剥がす必要があります。でもこれを剥がすとスマホと区別が付きません(笑 剥がさなくても劣化して汚くなってしまうとは思いますが。
イヤホンはA860シリーズ同じなのかな?と思っていたら、なにげに別物でした。WM-PORTのゴムキャップがヘッドホンプラグに付いています。このゴムキャップ部分は取り外し可能ですが、こういった小物が用意されたと言うことは、WM-PORTは汚れや水分に弱いんでしょうね。
今回サプライズだった部分。ウオークマンロゴ部分が光るんですね。充電時とか、操作時とか、起動時に。
音質調整は多岐にわたりますが、どの項目をオンするとどうなるかのかがよく解りません。実際ONしても効果が解りにくい項目もあります。そこで考えられたのが…
今回搭載された「ClearAudio+」という新機能。音質設定がよく解らない場合はこれをONしとけ、っていうとりあえずの項目です。が、これが結構よくできています。ただ私の好みには少し低音がブーミーすぎたかも。
聴いてみました。(写真では刺さっていませんが、イヤホンを使用しています。)
ハイレゾ音源が前提になっているせいか、同じハイレゾではない音源同士で比較してもA865より音の輪郭がいい意味で細いのを感じます。A860が洋風だとすれば、F880は和風。薄味というわけではなく、さっぱりしています。音場もF880の方が広く感じます。無音時のホワイトノイズもF880の方が低いのが解ります。一方A860は濃密で、料理に例えればデミグラスソースのような味付けに感じました。
低音の量感は一聴してA860の方が多いですが、本当に低いところまで伸びているのはF880の方でした。
これはどちらがいいかは甲乙付けがたく、好みによってはA860の方がいいという人もいるでしょう。でもA860は後継機種もなく新品では手に入らないので、となればF880を買うほかありません。しかしF880でも音質面で後悔することはまずないかと思います。
ハイレゾ音源をサンプルで試聴してみましたが、ああ、これはかなりアナログレコードに近いですね…。これは一度聴くと戻れなくなりそうですが、とはいえ、自分の聴きたい曲がハイレゾに見合う録音がされて流通するかが一番の問題だと思います(笑
使い終わったら電源を切るのを忘れずに使っていけるかが気に入るかどうかのカギだと思います。
コメント
こんにちは。
ハイレゾ音源はアナログレコードの様な鳴りなんですね。
面白い。レポートお疲れさまです。
※ちょっとしたことなんですが、文中の型番が違ってると思います~
ありがとうございます。修正します。