LEXUS RZ : 操舵角±150°

LEXUS RZの異形ステアリングですが、

ステアリング操舵角を約±150°に設定し、交差点やUターン、車庫入れ、ワインディングなどの運転シーンにおいて、ステアリングを持ち替える必要のない運転操作を可能とし、ドライバーの負荷を大きく軽減するという。

1回転しないステアリング…

フォーミュラカーならともかく、市販車で一回転しないステアリングって初めてではないでしょうか(BMWとかにあったかしら?)。パワーステアリング全盛の時代にあってもステアリングが何回転もするのは、誤操作で車があらぬ方向に吹っ飛んでいかないための安全の意味もあるはず。ステア・バイ・ワイヤ(ステアリングは単なるコントローラ)とのことなので何か安全上の小細工があるのかも知れませんが、どうなってるんですかねこれ…。(なお普通の車は±270°くらい回ります)

なお操舵角±150°でステアリング持ち替え不要と謳っていますが、普通のドライバーは±70°くらいで持ち替えているはず。150°まで切り込むと上手側の肩がシートから浮いてしまうので、お腹のあたりで左右を保持してくれるようなスポーツシートでないと運転しにくく、普通はやりませんし、そもそもやったことのない方がほとんどではないかと思います。そういった訓練をしていないドライバーがこういう車で公道に出たら、大丈夫なんですかねぇ…。すごく心配です。

まぁ、ステアリング下端部に関してはスポーツカーなどにあるD型ステアリングと同等なので、殆どのドライバーはD型ステアリングと同じように操作して、「持ち替え不要」というのはメーカーの建前なのかも知れませんが。

 

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