いよいよ寒いので、ツマがホットカーペットを出してくれた。我が家のホットカーペットは確か4年前から富士通ゼネラルの「電磁波カット」を謳う製品である。電磁波カットの原理は簡単で、2本の発熱体にお互い反対方向に電流を流すことで、「アンペールの右ネジの法則」に従って発生する磁場をお互いに打ち消し合うというものである。
まぁ、これでカットできるのは「磁場」だけで「電場」はカットできていない訳だが、電場だけでどのくらい健康に悪いのかは因果関係を示すデータが見つからないのでよく解らなかった。普通のは磁場も電場もカットできていないので、せめて磁場だけでもカットできる製品を選んだという次第。
しかし最近、本当に「電場」も「磁場」もカットできるカーペットが出ていて驚いた。エレクトロラックス社のEHC720である。電場をカットするにはアース線が必須であり、この製品もアース線の接続を求めているが、あいにく日本のコンセントのほとんどにはアース端子がない。しかしエレクトロラックス社のEHC720の優れているところは、電源プラグのアース側を自動検知してアースとして利用する「電場除去パーツ」が付属するセット(EHC720E)もあり、簡単にアースが取れる点にある。
欠点として、アース端子がない場合には「電場除去パーツ」を設置するために見た目がごちゃごちゃしてしまうことと、コンセントが2口必要な点が挙げられる。「電場除去パーツ」のアース接続部分がみの虫クリップなのもやっつけ感が否めない。本来は「電場除去パーツ」はカーペットのコントローラに内蔵して欲しいところだが、おそらく日本以外の地域でも販売しているため、日本独自の要望はなかなか通らないところはあるのだろう。それでも「電場」と「磁場」の両方がカットできるホットカーペットが出たことは評価したい。
なお、EHC720にはカーペットカバーは付いていないようなので、別途用意する必要がある。今使っているのを流用してもいいだろう。また「電場除去パーツ」が付属しないセットもあるので留意したい。
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