ロータリーシェーバー 原点回帰

当方、ロータリーシェーバーのファンである。ロータリーシェーバーは原理的に理にかなっている。

まず闇雲に回転数を上げなくてもいいのがメリットである。ロータリーに刃が15枚付いていれば、刃を一周させるだけで15回、切るチャンスがある。回転数を上げなくてもいいと言うことは、静粛性にも優れる。

また、往復刃式では刃が左右端に寄った瞬間に刃の速度が0になるが、ロータリー式にはそれが原理的に発生しないこと。往復刃式はモデルチェンジごとにすごい勢いで刃の速さを上げてきているが、ロータリー式はそんなムキになる必要はない。

ロータリーシェーバーはエンジンで言えばロータリーエンジンのように、他の方式では原理的に到達し得ないメリットがあるように思う。

一方、ロータリーシェーバーにも欠点はある。それはまず日立でしか作っていないこと。これでは切磋琢磨による技術革新がなかなか進まない。

次に発熱すること。回転数を上げなくても内刃と外刃は結構な速度で擦れているせいか、刃が熱くなりやすい。説明書のPDFファイルで確認すると、大抵の機種で3分以上使うなと書いてある。(まぁ3分あれば充分だけど。)

そんなロータリーシェーバーだが、私の場合、社会人になって最初に買ったシェーバーが日立の安い1ロータータイプのロータリーシェーバーだった。やがて長年の使用でヘタってきたので、2ローター+センター刃の高級機種に買い換えた。確かに1ローターよりは速く剃れるが、重く、うるさくなり、ロータリー式のメリットが少し薄れた気がして残念だった。

1ローターでも刃をキッチリ造り込んでくれれば、かなりいいシェーバーができるはず…とは思っていたが、ロータリーシェーバーのメインストリームはモデルチェンジごとに大きく重くなる一方だった。

たとえ1ローターでも刃をしっかり造り込んでくれれば、それなりにいい製品ができるはず…と漠然とした思いを抱きつつ2ロータータイプを使い続けて10年、ついに俺待望のシェーバー「RM-GX1」が11/1に発売された。

casanova
RM-GX1

価格が一段落したらたぶん買う。色はシルバーかなー。

【後日談】現物確認しました。質感ダメ、しかも大きいです。買う気失せました。

【送料無料】★日立 ロータリーシェーバーカサノバ シルバー【税込】 RM-GX1-S [RMGX1S]

コメント

  1. ちいちゃん より:

    ロータリーシェーバー、いいですよね。どうしようかと考えたこともあるのですが、内刃が回転するということは、切れた髭屑が遠心力で外に出てくるということはないのでしょうか?

    @ブラウン愛用の濃髭顎野郎

  2. Kumadigital より:

    コメントありがとうございます。

    ひげ屑が遠心力で外に出てしまうことはないですが、
    何日も掃除しないで、ひげ屑が貯まってくると多少出てきますね。
    でもこれはどの方式でも同じかと思います。

  3. ちいちゃん より:

    お返事、ありがとうございます。

    往復式でも結構出てきますね、確かに。振動するので、頬の髭を剃ろうと横にすると、下側の孔から出てきます。
    厚かましくもう一つ、おたずねします。濃髭でもロータリーはイケますか?

    @ブラウン愛用

  4. Kumadigital より:

    濃い髭でもいけると思いますが、音が静かなので剃れてる感じは希薄かも知れません。また、往復刃式と同じ感覚で剃るとヒリヒリすると思います。

    力の入れ加減は一から習得し直す必要があるかも知れません。

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