シグマレンズ新コンセプトイベント(1)

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SIGMA Monofellows Event

今回は「シグマレンズ新コンセプトイベント」ということで、山木社長よりプレゼンがありました。
この秋よりシグマのレンズは、

– A (Art)
– S (Sports)
– C (Contenporary)

の3ラインに整理が始まったことは、SIGMA製品を常日頃チェックされている方には既にご存じだと思います。また、それぞれの第一弾として、

A:35mm F1.4
S:120-300mm F2.8
C:17-70mm F2.8-4 (for APS-C)

がリリース予定になっています。
私もこのコンセプトには賛同で、デジタル一眼レフの裾野の広がりを受けて、いざレンズを選ぼうとなったときに、カタログを眺めても何が何だか解らないんですね。ずっとウオッチしているメーカーや製品なら解るんでしょうけど、初めてには「レンズの多彩なラインナップ」はなかなか辛いものがあります。そういった意味でもこのA/S/Cの区分けは、製品選びの一助になるでしょう。

SIGMA Monofellows Event

さて、従来より一皮むけた新レンズ群。それらは「良い設計」「良い品質管理」「良い製造」によって生み出されると言います。

・良い設計
 - コンピュータシミュレーションの進化により、より多彩な試行が可能に。
 - 技術者の力を引き出すのは、明確なコンセプト。
・良い品質管理
 - FOVEONセンサーを用いた検査装置「A1」による全数検査を実施。
・良い製造
 - 会津若松工場による一貫したMade in Japan製造。国内だけでレンズを作っているメーカーはSIGMAとコシナしかない。円高でも雇用を守るために、製品の価値を高めてきた。

SIGMA Monofellows Event

そこはかとなくトヨタの未然防止手法GD3(Good Design, Good Discussion, Good Design Review)に通ずるものがありますが、GD3は設計変更に着眼しているのに対し、SIGMAのは設計から製造までがスコープになっている点が異なります。

検査装置「A1」はFOVEONセンサーを移動させてレンズの隅々まで計測するとのこと。ん?センサーを移動するのであれば、FOVEONのような大きなセンサーは不要なのでは?という質問を山木社長に投げてみたところ、「画素ピッチの細かさが必要」とのこと。なるほど納得です。

SIGMA Monofellows Event

続きます。

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