Patagonia Nano Puff Jacket

このレビューは神戸の海外アウトドア用品専門店CAMP STARで購入した顧客向けの「お客様の声応募企画」向けに書いたものですが、CAMP STARは本エントリの内容に一切の関与をしていません。

今年もシーズンイン前にアウターを1着買いました。

実は昨年、近所のスポーツショップで半額近くで安売りされていたNIKEのダウンジャケットを買ったのですが、特に破れている訳ではないのに買った直後から中身は生地を通して出てくるし、そもそもタウンユースではちょっと厚すぎたこともあって、あまり登場の機会はありませんでした。どうも田舎に住んでいた頃の感覚で服の厚さを選んでしまう癖があるのですが、いま電車中心で街を移動する場合は、必ずしもそんなに厚着は必要ないと感じています。寒いところを歩き、電車に乗り、また電車を降りて歩く…というケースでは意外と汗をかき、それほど分厚いアウターは必要ありません。

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そんな訳で、街でも着ている人をしばしば見かける、定番のパタゴニア・ナノパフジャケットを選びました(いや、見かけるのは兄弟モデルのDown Sweaterかも…?)。色は折角なので着たことがない色と言うことで明るい緑(Cilantro)。かなり薄いジャケットで、丸めるとポーチに入るサイズですが、けっこう暖かい。しかも重量は約350gほどと、他のパタゴニア製品同様に登山運用を意識してか、かなり軽量に作られています。

実はこのジャケット、詰め物は羽毛ではなくポリエステルです。ポリエステルというとどうしても安かろうのイメージがありますが、ここで使われているのはNASA御用達のアルバニー社が開発した「プリマロフト」というポリエステル。羽毛と同等の重量で、羽毛に近い保温性があります。絶対的な保温性能では羽毛の方が上なのですが、濡れた場合にダウンはなかなか乾かないのに対して、プリマロフトは撥水性があるため乾きやすいというメリットがあります。というのは耳学問で、実際に濡らしたことはまだありません(笑

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内ポケットを折り返すと収納ポーチになり、丸めて納めることができます。サイズ比較にNEX-5Rを置いてみました…って却って解りにくいですかね?(笑 カメラバッグの空いた隙間に収納するのであれば、ポーチ形態にしない方が納めやすかったです。

Patagoniaというと某環境団体との関与が定期的に話題に出ますが、私もその点は快く思ってはいません。でもその話と、製品の優秀さは分けて考えるべきかな、と思います。

今回は神戸の海外アウトドア用品専門店CAMP STARから購入しました。直輸入品ですが、価格と品揃えと信頼性のバランスが良かったです。梱包もえらく丁寧でしたし。もっと安い直輸入店はあるのですが、サイズがなかったり、希望の色がなかったりで、XLサイズ愛用者はいつも難儀します(笑

コメント

  1. Toomy より:

    私も同じ製品を2年前から着用しております。感想ですが、アウトドアブランドにしては、擦れに弱いと思います。軽量化の裏返しでしょうか?アウターとして着用する場合は、バッグやザックとの擦れに注意が必要かと思います。特に荷物が重い場合は、要注意です。軽量で暖かいことは間違いありません。

  2. Kumadigital より:

    実はR4 Jacketが脇の下にすぐ毛玉ができてしまって、何に擦れたんだろうと
    謎だったんですが、メーカーとして擦れに弱い傾向なんですかねぇ?
    軽量と引き換えに、ということでしょうか。

  3. Toomy より:

    軽量化のマイナス面が出ていると思います。それと、彼らには基本的に重ね着という思想があり、これやRシリーズ等は最外層に着るウエァではない、と考えているのだと思います。バッグやザックの本体だけでなく、ベルト部分は結構、ザラザラしていて、ヤスリのような効果を発揮してくれることがあります。
    それと、この製品のシェルの生地は薄いので、フロントジッパーやポケットのジッパーに噛み込ませてしまうことが何度かありました。以上、ご参考までに。

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