欧州での仕事と食べ物の話

仕事はお客さんのところに常駐しての摺り合わせ開発だったんですが、我々のような押しかけ開発チーム用の冷暖房完備のプレハブ小屋が用意されていて、割と快適に仕事はできたと思います。ただ、仕事自体はとてもハードで、最初の2日は気持ちばかり焦ってしまい昼飯抜き、ペースを掴んでからも飲食店が開いている時間に帰れないこともしばしば、晩飯難民にもなったりしました。コンビニなんかありませんので。最終日には徹夜もしたなぁ…。

私がチームリーダーだったんですが、メンバーのベテランや若手古参から渡しの不甲斐なさを毎日のように責められ、精神的にはかなり参りました。朝、ホテルから客先に移動する途中で涙が溢れてくるとか、もうメンタル病寸前じゃないですか。帰国した今は平気ですけど。



向こうの主食はこの写真のよう芋で、日本で言えばモスバーガーのそれにかなり近い。ヘタするとそれにマヨネーズを付けて食べていたりするんですが、こんなハイカロリー環境でも3週間で5kg痩せましたからね。途中、熱を2回ほど出し、2回とも一晩で回復させましたが、その後もお腹の調子が悪い状態が続いたり、現地料理に舌鼓、なんて状態ではあまりなかったですね。

コンビニはないですがミニスーパーのようなものはあり、とはいえ日本の商店と比較すると棚もスカスカで何を買っていいか困ってしまいます。それでもカップラーメンはいつ行っても売っていたので、夕食をそれで凌いだことも何回かありました。現地のカップラーメン、なかなか侮れなかったです。日本のメーカーでなくてもここまで作れるのかとちょっと驚きました。



もうちょっと大きいスーパーが開いている時間帯ならこういうものも買えますが、1回食べればもういいや、的な単調な味。日本のコンビニ弁当のほうがよほど繊細で美味いです。しかも写真左のとか、日本円で650円くらいするんですよね。



飲食店が開いている時間に帰れれば、有名な地域なのでビールの1本も注文するんですが、英語があまり通じないので凝ったビールも頼めず、毎回Jupilerになってしまうと言うね…。これたぶん、日本で言えばアサヒスーパードライ的な位置づけだと思います。

朝はホテルのビュッフェですが、毎日全く代わり映えしないメニューなので、1週間で飽きました。スクランブルエッグに卵の殻が入っているのはデフォルトなんですよね。チーズとハムは美味しかったです。

日本に帰国後、感動したのは醤油の味ですね。自分が欲しかったのは醤油の味だったのかと。現地でも野菜出汁、肉出汁、魚(主にマリネかムニエル)は食べられましたが、醤油は完全に断たれましたからね。

土日返上で働き続けましたが(土日の方がお客さんのテスト環境を占有できるので効率が良い)3週間で2日ほど休みを設定して、観光をしてきました。そのレポートは後日。

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