広告付きで無料の年賀状tipocaだが、画期的なサービスではあると思うし、自分はもしこの年賀状を受け取っても「へぇ-」としか思わないが、相手はどう思うだろうか。
贈り物というのは「その人のためにいくら使ったか」をはかられる面があると思う。年賀状は贈り物とは違うかも知れないが、tipocaが無料であることを知ったら(サンプルでは宛名面下部に「あなたも無料の年賀状を出しませんか?」と書いてある)、受け取った方によっては「送り主は私に年賀状を出すのに葉書代50円すら払わなかった」と思われてしまわないだろうか。
もっとも、こういった線引きは時代によって変遷するもの。そもそも年賀状だって本来は訪問して新年の挨拶をすべきところを50円ごときのハガキで済ませているわけだし、ハガキで済ます場合にしても本来は自筆で書くべきところをプリンタで済ませてしまっている。年賀状の変遷というのは送り主にとって都合のいい方にどんどんシフトしている。
そう考えればtipocaの登場によってまたひとつ、送り主にとって都合のいい方へのシフトが行われるに過ぎないわけだが、tipocaはまだ生まれたばかりなので、どこもかしこもtipocaで済ます、というのはやや難しい気がする。考えすぎだろうか。
tipocaは一応申し込んでみたけど、今年は念のため、目上の方への年賀状に限っては使うのをやめておこうかと思う。もっとも、抽選になったら入手できない可能性もあるわけだが。
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