昨晩、新しいiMacが発表された。mid 2011モデルと呼称されるそれは、大方の予想通りThunderboltポートとFaceTime HDカメラを搭載していた。が、個人的に引っかかったのは以下の点:
・FW800ポートが残されている。
・Thunderboltポートが27インチだけ2基。
・IR受光部も残されている。
・筐体に変更なし。
ただサイカ先生によれば、過去のMacでも移行期には両方のポートを搭載していた例もあったのだという。あまり覚えていないが、確かにそうだった気がする。実際、Thunderboltに接続できるHDDはどれ?と言っても、目ぼしい製品が見あたらない現状ではある意味当然かも。
そのThunderboltが27inchだけ2基というのは意表を突かれた。MacBookProの場合は筐体スペースの都合上、小さいモデルのポートが少ないのは仕方がないと思うが、iMacはスペースに余裕がある。つまりアップルのポート増減方針は筐体の大きさではないと言うことか。
IR(赤外線)受光部が残されていたのも興味深い。Apple Remoteは別売になって久しいし、Front RowはApple TVにその役目を継いだのかと思っていた。が、IRを残したところを見ると、まだまだやる気のようだ。これはMacOS X Lionでフルスクリーンモードが強化されるのと無縁ではないかも知れない。
筐体に変更がなかったのは、やはり元々相当コストのかかるユニボディの減価償却をしたいがためなのかも知れない。長年通用する高品質ボディを使うという行為は常に目新しさを求められると物足りないが、ユーザーからすればそれだけ他社には真似のできないコストのかかったモノを使ってもらっているわけで、満足度は高いはず。ちょうどVW GOLFのボディがフォロワーメーカーには量産が厳しいのと同じ理屈だ。
個人的に選択するとすれば、27inchの下位モデル(2.7GHzクアッドコアIntel Core i5)に256GB SSD(+ 1TB HDD)を追加して、¥210,765となるモデルにする。i7のパワーを解放できるアプリはまだ少ない。起動ドライブがSSDになる快適さは、現状ではi5とi7の差を軽く上回り、買った瞬間から速さを体感できるからだ。
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