劇場版 ガンダムGのレコンギスタII ベルリ撃進

ようやく観ました。
TV版6話〜11話の再構成版ですが、終始ドンパチしていて忙しない印象。TV版の忙しない部分がさらに濃密になった感じです。でも劇場版パート1同様に分かりやすくなっていますし、悪くはありません。

それより度肝を抜かれたのはエンディングですよ。DREAMS COME TRUEというのは事前に分かっていましたが、まさかここまでガンダムを理解して、寄り添う曲が提供されるなんて。

てっきり作詞は井荻麟(=富野由悠季)だと思うじゃないですか。吉田美和なんですねぇ。天才か。いや、天才なんでしょうね。ベテランつかまえてこんな言い方するのも失礼ですが。

 

コラボビデオが公開されていますが、かつてこんなガンダム曲ってなかったですよね。テレビ版のGARNiDELiA(ガルニデリア)も良かったですが、あちらは作詞(前半)は富野氏の関与が大きい。こちらは富野氏の関与がないのに、いかにも新世代のガンダムっぽいですよ、これ。ユニコーンガンダムまではあくまで既存の枠組みの中で完成度を磨いてきた印象ですが、この曲を持ってガンダムは新世代に突入したんだと実感させてくれます。DREAMS COME TRUEという歴史のあるバンドなのに、新しい。本作で一番感動したのはエンディングですね。

「G-レコ」を手がけるサンライズの小形尚弘プロデューサーは「そうですね」とうなずき、「ベルリもある意味、富野総監督の分身ですからね。吉田さんは、ここまで富野総監督のことを的確に捉えているのか! とびっくりしました」と話す。

吉田さんは「G」の歌詞に取りかかるに当たって、富野総監督の「G-レコ」に関する発言を徹底的に調べたという。富野総監督は「そういうもんです。それをしないとあの歌詞にはならない。打ち合わせをいっぱいしたがる人もいるけど、そういう人は無能ですね!」と毒舌を交えながら、吉田さんを絶賛する。

やっぱり…天才に見える人って、こういう努力しますよね。貴重な財産を生んで頂いてありがとうございます、という気持ちです。

 

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