ドウシシャ ジェットハンディファン

私、ハンディファンって持ってなかったんですよ。ハンディファンを使いたくなるような移動は車を使っていたので。でも今年はさすがに欲しくなって買いました。ドウシシャの「ジェットハンディファン」です。

通常のファンが3,000rpm程度のところ、この製品はなんと60,000rpmで回ります。「11,000回転までキッチリ回せ」どころの騒ぎではありません。通常の３倍どころでもありません、通常の20倍です。使っているのはおそらくネオジウム磁石のモーターで、ダイソンの掃除機とかと考え方は同じなのだろうと思います。

500円玉より少し大きいくらいの開口部から、すごい風圧の風が出ます。50cmくらい離して置くと、だいたい顔全体が時速40km/hくらい（体感から推測）で走っているときの風圧を受ける感じになります。

ですがそのすごい風圧とトレードになるのは騒音。まるで小型のスティック掃除機を使っているような音、あるいはタキシングの時のジェット機のエンジンのような音がします。妻には「ReFaのドライヤーみたい」と言われました。公共の場所で使うと周囲が振り返ります。説明書にも使う場所を選べと書いてあります。結局、お出かけのときに使うのは無理だと感じました。風量は４段階に調節できるのですが、電源ON時は必ず風量MAXで起動するので、一瞬は必ず爆音が鳴るのです。

こんなに使い物にならないと速攻メルカリ行きとなるところなのですが、すごく触り心地のいいコロンとした筐体はそこはかとない愛らしさもあり、なんか嫌いになれません。誰にも迷惑をかけないとき、独りでいるときなどに使っています。涼しいのは確かなので。