macOS と Magic Mouse を使っている方なら、「スマートズーム」という機能をご存じでしょう。
マウスの天面をダブルタップすると、Webページならその位置の段落を、その他のアプリなら「いい感じ」にズームしてくれるという便利なものです。Safariではもう一度ダブルタップすると元の倍率に戻るので、老眼にもとても優しい機能です。
しかしこのスマートズーム、Excel との相性が最悪なのです。
ダブルタップで拡大はできるのに、再度ダブルタップしても元に戻らない。むしろさらに拡大してしまうのです。
その結果、気づいたらスプレッドシートの一部だけが異常に拡大されていて、元の 100% 表示に戻すのが非常に面倒。地味にストレスが溜まります。
macOS の「システム設定」からスマートズームの ON/OFF は切り替えられるのですが、残念ながらアプリごとの設定は不可。
「Excel だけ OFF にしたい」という希望は叶いません。
そこで、サードパーティ製の定番ツール 「BetterTouchTool」 に頼ってみました。
Excel だけスマートズーム無効にできないかな?と試したものの、どうやら macOS はスマートズーム操作を外部アプリに開放していないようで、結果は撃沈。
結局、Excel の誤作動に耐えかねて一度はスマートズームを OFF にしたのですが、今度は Safari が不便で「なんだかなぁ…」状態に。
しかしあるとき、閃いたのです。解決法を。
— macOS 側では OFF にして、BetterTouchTool 側で “2本指のダブルタップ” をスマートズームに割り当てればいいのでは?
これが大正解。
Excel での誤操作を防ぎつつ、Safari では快適にスマートズームが使えるようになりました。
2本指のダブルタップは MacBook や Magic Trackpad でも採用されている操作なので、Magic Mouse に導入しても違和感はありません。
積年のプチストレスが解消されて、かなり満足度が高いです。
BetterTouchTool は有料ですが、この快適さなら買いますかね。
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