ナンノちゃんの宣伝に乗っかって、舘ひろし主演「免許返納⁉︎」を観てきました。70歳を迎えたベテラン映画スター・南条弘(舘ひろし)が、ライバル俳優のバイク事故をきっかけに、なぜか「免許を自主返納する」と世間に誤解されてしまうドタバタコメディ。
いやぁ、あんなに福島映画だとは思わなかったです。6割くらい福島だったんじゃないでしょうか。5年ほど前に東北で仕事をしていたので、観たことある景色のオンパレード。特に吾妻磐梯スカイライン(下の写真)は印象的なシーンとして何度も登場します。このあたりが南条弘のマネージャー・川奈(西野七瀬…元・乃木坂46)がフェラーリから降りた場所ですよね。風向きによっては火山性ガスがあるので停車するなという場所ですが(笑)。
観客は私が一番若いくらいで、60~70歳代が中心に見えました。どうもこの年齢になると羞恥心がなくなるようで、劇場外からポッキー持ち込んで袋をガサガサ開けたりする人とか、イビキをかいて寝てる人とか、「あらー!」「やだ怖い怖い!」「あー!」などと、合いの手を入れちゃってる人とか、家のリビングで観ているのかと錯覚しました。
話は「免許返納するのか」という話と、「事故で瀕死となったライバル俳優に、3番目の奥さんの息子を探して会わせてあげる」という話の2つの軸で成り立っており、後半はロードムービー風味があります。1994年の舘ひろし主演映画「免許がない!」と対になっていたり、もちろん「あぶない刑事」を彷彿とさせるシーンなどが随所に織り込まれています。ベンガルまで出てきたのには驚きましたが。
「反社」に追いかけられて流れ着いた果ての猪苗代湖ほとりのスナックの店主がナンノちゃんで、ナンノちゃん自体「南条弘」のファンで、昔、下北沢で役者を目指していて、でも夢破れてスナックのママになったという設定。それが憧れの本物の南条弘と会って、「泣かないで」をデュエットするのですが、このシーンのナンノちゃんの「昔ファンだった憧れの人と、お互いに歳をとってから並んで歌っている」という感情表現がとても上手で、感動してしまいました。ここが本作の涙腺刺激シーンですね。ナンノちゃって300作品以上の映画、ドラマに出てるだけあって、やっぱり役者さんなんだなぁ。
劇中でも言われていましたが、ナンノちゃんのセリフでしたでしょうか、「映画って、そういうもの」という、映画に対する温かいメタ視点が感じられる映画でもありましたね。
なおロケ地マップは自分で探すまでもなく、福島市がPDF版を公開しています。もうなかなかあちら方面に行く機会はなくなりましたが、猪苗代湖にあるナンノちゃんのスナックとなった建屋は機会があれば観てみたいかなと思いました。


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