低レベルダスト作業室（浴室）とは

サイカさんの「低レベルダスト作業室（浴室）」の記事から飛んでくる方が多いので改めて記事にしてみる。

＜2010.6.5　現時点での最新のノウハウに更新＞

液晶保護フィルムを貼る際には、クリーンルーム（普段は風呂場として使用している）で無塵作業服（妻にはパンツ一丁に見えるようだ）に着替えて作業を行うと成功率が高い。過去に何度も貼って成功しているが、それで得たノウハウを公開。

保護フィルムを貼る際に絶対に必要なもの：
・フィルム本体と貼る対象の機器
・ツルツルした紙質の新聞のチラシ（新聞よりホコリが出にくいため）
・セロテープ（できればメンディングテープ、粘着力が弱いため作業しやすい）
・まっすぐな辺のある硬い紙片。またはクレジットカード状のもの。

機器の汚れ具合に応じて必要なもの：
・レンズまたは液晶のクリーナーと、レンズクリーニングペーパー
（ティッシュはホコリが出るので使わない）
・エアダスター、またはカメラ用ブロアー

準備：
・ビルドインの浴室暖房はホコリをまき散らすので使わない。寒くて暖房が必要なら浴室から離れた場所で建物全体を暖めるのがお勧め。
・換気システムが天井に付いていれば、稼働させて上方への空気の流れを作ると良い。
・作業場所は浴槽の上にフタを置いてその上で行う。フタの落下に注意。
・天井に滴りそうな水滴がないか確認する。
・フタが濡れている場合は予め拭く。そこに新聞のチラシ（ツルツルした紙質のもの）を敷いて作業する。
・作業中は浴室の椅子に腰を据えたい。椅子の水気は拭いておく。
・作業直前に手を洗い、ホコリの出にくい布で拭いておく。
・照明は全部点灯する。入り口の扉を閉める。
・服装は裸ないしパンツ一丁がベスト。脱ぐ場合はホコリを出さないよう浴室の外で。
・貼りたい機器に付いているホコリは全体的にエアダスターで飛ばしておく。
・機器の貼り付け面（液晶画面）を掃除しておく。

作業開始：
・まず、はく離シートがついたままの保護フィルムを機器に当ててみて、上下左右の余白を目視で確認する。上下左右にどのくらいのマージンがあるかを確認。iPad/iPhoneの場合は貼り付け位置はホームボタンに合わせる。
・機器の貼付面にホコリがないことを目視で確認。あればエアダスターやクリーナーで掃除。
・保護フィルムのはく離シートを半分だけ剥がし、機器の貼り付け箇所に当てる。位置を確認しながら貼ってゆく。保護フィルムを剥がしながら貼り進める。
・気泡があってもこの時点では気にしない。
・貼り終わって気泡があるようなら、硬い紙片、またはクレジットカードで気泡を滑らせるように追い出してゆく。
・保護フィルムの表面にもはく離シートがあるようならここで剥がす。
・追い出せない気泡があれば、そこにホコリがあるはずなので、保護フィルムの端にメンディングテープ（セロテープ）を貼り付けホコリの箇所まで保護フィルムを剥がし、もう片方の手で別のメンディングテープを使ってホコリを吸着させて除去する。この際、ホコリは保護フィルム側に付いているとは限らないので注意。
・フィルムをめくるとホコリの場所が解りにくくなる場合があるので、予めホコリ混入箇所にメンディングテープ片を貼って目印にするという手もある。
・すべてのホコリを除去して気泡がなくなったら完成。

こんなところかなー。

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