私の今年一年を振り返ってみたところ、「責任」というキーワードで表せることに気がつきました。
今年はまず父の余命宣告から始まりました。いわゆる治療が必要な不治の病で、クルマの運転もままならなくなることから、父が心酔している片道50kmの大学病院への送迎という仕事が近親者に重くのしかかりました。私は遠くに住んでいるので日常的な支援は難しく、負担は主に近くに住んでいる弟夫婦や親戚にかかりました。当然「長男は何をしているのか」と責任は問われるところです。遅きに失した面はありますが、私も少し会社を休んで支援に本腰を入れようかと思います。
4月になると転職というイベントがありました。昨年の10月から新しい会社に勤めていますが、半年は試用期間で今年4月からが本採用。前の会社を完全に退職しました。新しい会社では私のキャリアでは10年ぶりに開発部門に返り咲きましたが、私を始めとして、派遣だの中途採用だのでよくもまぁこんなに事情の分かっていないメンバーを集めたもんだ…というくらい素人集団です。大事なプロジェクトなんだからもっと生え抜きのエンジニアをメンバーに加えてくれればいいのに…と何度も思いましたが、そこを否定してしまうと自分を採ってくれたこと自体の否定にも繋がってしまうので、歯を食いしばって耐えています。私のミッションはもちろん担当製品を無事にラウンチさせることですが、グローバル企業なので勤務時間がアメリカの営業時間を意識せざるを得ないのはもちろん、営業日が世界の取引先のOR論理(=アメリカ、中国のいずれかが営業していれば休めない)になってしまっていて、大晦日の今日まで上司からジャンジャン電話がかかってきて、マネージャとしての責任を問われています。ちなみに明日も中国は営業日のようです。今年ブログの更新が滞ったのは、概ねこの仕事のせいです。前述の父の支援との兼ね合いが難しいところですが、サラリーマンは長距離運転手よろしく走り続けることが価値であることを意識してやっていきたいと思います。
6月にはリフォームが完成した新居に引越をしました。前のエントリにも書いたとおり膨大な借金を背負いましたが、不思議と気持ちは落ち着きました。家族が雨風をしのげる場所を確保するという家長としての責任を果たした安堵感だと思います。
さて、そろそろ仕事用PCを起動してマネージャとしての責任を果たす時間です。
どこにいても起きてる限り仕事ができるユビキタス社会って素晴らしいですね。
オレ、この仕事が終わったらスルメイカ咥えながらコタツで紅白見るんだ…。
今年も当ブログをお読み頂きましてありがとうございました。
皆様にとって来年も良い一年となりますように。
コメント
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ではよいお年を。
ありがとうございます。
良いお年をお迎えください。