土地建物を相続(書類は自分で作成)

父が所有していた土地建物を相続するために、自力で書類を作成し法務局に提出してきました。

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私の実家を管轄する水戸地方法務局の某支局では相談窓口を予約して、提出書類が間違っていないかどうかを相談しながら補正することができます。この予約自体は電話で簡単に取れたのですが、相談時間が最長30分ということは相談が始まってから知ったので焦りました。

相談窓口では、提出しようとしていた所有権移転登記申請書に以下のミスがあると指摘されました。

1.相続税を固定資産税評価額の0.4%とすべきところを、固定資産税課税標準額の0.4%で計算してしまった。

2.不動産の一覧を羅列する際に、母屋に付属する作業場および物置を独立した不動産として記載してしまった。正しくは母屋に対しての枝番(附属建物符号)を記載して1件として扱う模様。

上記1は完全に私の読み間違い(間違い探しのようですが)、2はネット上に記載事例もなく、またオンラインでの「登記情報提供サービス」でも検索に引っかからず、素人には歯が立たない部分でした。窓口の職員は私が持参した書類から「作業場と物置は母屋に対する附属建物符号が存在するはず」と推測し、法務局内の別の窓口に行って附属建物符号が存在することを確認するよう求めました。さらにその確認書類を得るには450円かかるので、法務局の隣にある収入印紙売り場まで行って450円分の収入印紙を買ってくるように求められました。

相続税は書類を補正した結果、4,500円かと思っていたところが7,700円になりました。また私が横浜から来ていることから、所有権移転の完了通知(=登記済証)を受け取りに来るのは大変でしょう?と、郵送するための切手670円と併せ、再び隣の収入印紙売り場で買ってくるよう指示されました。

所有権移転登記申請書には収入印紙を貼るための白紙を挿入すべきかどうかの判断が付かなかったので(ネットでも諸説あり)白紙をホチキス止めしない形で持参しました。窓口職員の判断では「必要」とのことだったので、白紙を挿入し割印をしてホチキス止め、先の訂正箇所にも訂正印を押して何とか提出書類が仕上がりました。

ここまでを30分でこなさなければならなかったので、とにかく「書類が受領してもらえる形にはなった」というのが実態で、このあと法務局内で実際の手続きを行うに当たって不備が見つかれば、呼び出しが来る可能性があります。

だからと言って10万円なり20万円なりを払って司法書士にお願いすればよかった、とは思っていません。複数ある土地建物の登記状況は複雑でしたが、相続配分で揉めている訳ではなかったので、第三者に介入してもらう必然性はさほどありませんでした。

提出書類の記載の仕方は明確な正解がなく、法務局の担当者の胸先三寸で決まるところもあろうかと思います。おそらくその地域の司法書士と地方法務局の間で阿吽の呼吸の関係があり、素人には書類の書き方が分からないケースがある、という状況が発生しているのだろうと思います。たぶん横浜の司法書士が茨城の法務局に行っても、書類の書き方で揉めるケースがあるのではないでしょうか?推測ですが。

そういう意味では、所有権移転登記申請書の書き方のルールは、国がきちんと細部まで定めて(またはある程度ルールを簡素化して)公開すべきかと思います。もはや「書き方を謎のままにして、司法書士でなければ正しい書類が作成できない」という時代でもないように思うのですが。まぁ、だからこそ1枠30分とはいえ、相談窓口を設けてくれているのでしょうが。



自分でできる相続登記

「土地建物を相続(書類は自分で作成)」への2件のフィードバック

  1. よくわかりませんが、公開しないのは、
    勝手に手続きさせないため。
    と言うこともあるのかな?と思いました。

    それにしても、遠くまで大変でしたね、お疲れさまでした。

  2. その土地に関係する全員の実印と印鑑証明と戸籍謄本が要求されるので、
    勝手に手続きはされようがないと思いますが…。

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