Mac Proの対価で得るもの

Mac Pro がオーダー開始になりました。もっぱら価格の高さが噂になっていますが、アップルもどこまで利益が得られるのか挑戦をしているのでしょう。もはやProは名ばかりではなく、本当のプロ用。プロ気分を味わいたいハイエンドコンシューマーが使うような価格ではなくなりました。

大きさと価格感から自分としてはテクトロニクスあたりのデジタルオシロスコープを想像してしまいました。あれもGHzクラスの波形が見られるいい機種だとプローブや周辺装備込みで300万円とかしますよね。

ただ、Macの場合は10万円以下のMacでもこの何百万もするMacProでもOSは同じだしできることも一緒なので、何に対してこの価格なの?と思われるのは当然でしょう。Mac Proの対価で提供されるもの、それは時間と信頼性でしょう。信頼性の高さはECCメモリ以外は特に公開されている情報はありませんが、フリーズする頻度がiMac並だったらダメですね。時間はもう分かっていることで、MATLABシミュレーションが旧Mac Proより3〜5倍も早く完了するようです。

MATLAB使い(エンジニア)の会社負担の人件費は1時間あたり1〜3万円程度でしょうから、Mac Pro が400万円だろうが元は取れますね。おそらく Apple はそういう計算をして価値付けをしてるんだろうと思います。

或いはそういった業務用ソフトウエアの価格に対してバランスを取ったようにも見えますね。

同じく時間を生み出すものといえば、欧州の「クルマ」あたりですかね。あれも明確に他の交通手段と比較して時短になるような車種(200〜250km/hで安楽に走れるもの)だと、800〜2,000万円します。Mac Proの方が安いです(ぉ

やはり人間は最終的には「命」にお金を払うものだし、限られた命を有効に使おうと思ったら時間をお金で買うわけです。ちょっと飛躍しすぎのような気もしますが、Mac Proの価値とは「時間を生み出すマシン」なのでしょう。

まぁそこまで大袈裟に考えなくても、主に業務用でメンテナンス性や運用面を考えてモニタと本体を別体にしておきたいというニーズを満たせるMacは Mac Pro と Mac mini しかなく、でも miniではちょっとなぁ…という向きにはこれ買うしかないんですけどね。

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