Still Life Imaging スタジオ撮影の極意 – 南雲暁彦 著

昔まだWebサイトがテキスト中心だった頃、記事の中に写真を入れるのはとても億劫な作業だった。テキストだけでも読んでもらえる世界だった。その後ブログが生まれ、写真を貼ることが一般的となり、今や写真がないと見向きもされないし、写真がないと大抵のブログテンプレートのレイアウト(記事一覧)が崩れてしまうというところまで来た。なのでブログを書いているとそれなりにブツ撮りの枚数は増えるのだが、そんな切羽詰まった事情はなくとも、手元にあるものはもしやこんなに美しいのではないか? と再認識させてくれるのがこの本。

凸版印刷チーフフォトグラファーであり、EOS公式作例カメラマンの南雲暁彦氏による「Still Life Imaging スタジオ撮影の極意」。

そりゃプロが使うような機材の使いこなし本なんでしょ?と思われるかも知れないが、そういう一面は確かにあるものの、「なぜこの機材なのか」「なぜこの構図なのか」「なぜこのライティングなのか」等々、思考の過程を赤裸々に公開。人の思考ルートを追体験するのはとても楽しいし、新たな気づきも得られる。首尾一貫同じカメラマンが撮影しているので、「食べてみたら全部ネギトロでした」ということもない。

そして冒頭にも書いたように、その辺にあるものの美しさを引き出したり、人の心を動かすことを目的とした1枚の写真に仕上げるための工程を見ると、自分の身の回りに転がっている物にもう一度目を向けてみようと思えてくる。

 

iPhone XS のパートの記事を読んで、そのページを開いている右手で速攻 App Store から ProCam 7を購入。 (記事では6だったが、ニューバージョンになった模様。)

iPhone XS で低 ISO の世界を堪能します。

巻末には撮影に使用したキヤノン/フジ/ソニー/ニコンの様々なカメラの一言インプレッションも掲載。私の愛機 EOS R は「使っているときに存在感が消える」とのこと。深く同意。

 

著者ご本人に教えていただいたのだが、なぜか今、GENKOSHA STOREで50%オフ。いつまで半額なのか分からないが、東京都の緊急自粛要請期間限定だろうか?

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