KAIT広場

所用があって神奈川工科大学に行ってきました。昔テニスコートがあった場所に何やら謎の施設があったので入ってみると、そこには、今風に言うなら「脳がバグる」ような空間が…

 

一本の柱もない、巨大な空間。天井は低くたわんでおり、床もそのたわみに合わせるように湾曲しています。そして天井のそこかしこに開いた穴からは外界の風景が。本当に単なる穴なので、雨が降ったら雨水が入ります。しかし床は吸水性のアスファルトでできており、濡れても水が溜まることはありません。

これは同大にKAIT工房を作った石上純也氏の仕事で、「KAIT広場」と言うそうです。クッションやマットの無料貸し出しも行われており、学生達はここで思い思いに過ごすことができます。中には学校に登校して、あえてここでオンライン授業を受ける学生もいるのだとか。

(なおKAITというのはKAnagawa Institute of Technologyの略称で、KITという名称は先に金沢工業大学が使っていたことから、KAITにしたのではないかと思います。)

 

四辺からの張力だけで維持されているこの天井は、夏と冬では熱膨張の関係で高さが30cmも変わるのだとか。(夏の方が低くなる。)なお、一番低い状態で、天井の高さ2mちょっとになるそうです。

パンフレットによると「約4,100平方メートルの敷地は緩やかな斜面となっており、その上には天井が柱もなくまるで浮かぶように存在します。その天井には59個の開口があり、晴れていれば時間によって光の濃淡が感じられ、雨の日にはシャワーの様に雨水が差し込み、ます。ここは好きな場所に腰掛けたり寝転んだり、思いのままの時間を過ごすことができます。そこにいるだけでリラックスしてより深く自分の考えに潜り、空間がもたらすほかにない感覚から新たな発想が刺激されるような施設です。決まったことは何もなく、学生が自由な発想で、さまざまな活動を生み出していくことができる場所です」とのこと。

今日みたいな日は最高ですね…。実はこの後、すごい豪雨が来たようなのですが、そういった気候の急変もまた、ここなら楽しみの一つになるのでしょう。

 

なお外から見るとこんな感じです。一見して地味なので、素通りするところでした。かつて「スクール・ウオーズ」の川浜高校グラウンドだった場所がこんなことになってるなんて…。

設計者の石上純也氏による説明はこちら。

林信行氏によるレポートはこちら。

田中空撮さんによるドローン撮影:

https://twitter.com/tanaqoo1942/status/1535143748153188352?s=20&t=MDKH8U8mnOs7TwqAc72aQg

 

KAIT工房と併せて、何時間でも入り浸れますね…。

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