IDEA of Photography 撮影アイデアの極意

EOSヒトケタ友の会(懐い)のプロフォトグラファー・南雲暁彦さん

の新刊が出たというので、早速購入させていただきました。

「IDEA of Photography 撮影アイデアの極意」

普通、カメラマンって、手の内はなかなか明かさないものだと思うんですけどね、最近自分の写真が代わり映えしなくてつまらない、というアマチュアカメラマンにガツンとインスピレーションを与える本です。

写真集としてのページもありますが、大半は彼が蓄積したノウハウを惜しげもなく披露する本になっています。いや、普通のアマチュアカメラマンは煙とかパウダーは撮らないと思いますけど、なかなかプロの撮影現場というのは見る機会はありませんし、ライティングとか考え方、臨む姿勢は普遍的なもの。前作「Still Life Imaging」より個々のテクニックがシンプルな分、アマチュアにとっても取り入れやすいと思います。共感する部分もあったりします。ブツ撮りで「時を忘れてシャッターを切り続けてしまう」ってのはありますね…

作例はいずれも彼の試行錯誤の上で撮られたものなので、これ1冊分では膨大な時間がかかっているはず。割に合わない仕事なのではないかと余計な心配をしてしまいますが、きっと写真に対する真摯な思いがそうさせるのでしょう。

取り扱う機材が幅広いのもこの本の特徴で、 Leica / Nikon / Canon / SIGMA / Sony / iPhone とそれぞれのメーカーの美味しいところをピックアップするという構成。

 

三鷹の跨線橋でLeica M10-Pを手に軽快に光を操る姿はとても印象的。総重量3kg近い機材を毎日通学で(←おかしいだろ)持って歩いている撮り鉄の息子に見せてやりたいくらいです。

 

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