キヤノンのサンニッパがズーム化

通称サンニッパと呼ばれる、300mm F2.8レンズ。各社とも気合の入った製品をリリースしていますが、一方で今までの常識から少しズレたレンズを次々リリースするキヤノンRFマウントにおいては、このサンニッパが100-300mm F2.8のズームレンズになってしまいました。

さすがにズームレンズ化したせいで今までより大きく重くなっており、らしくないなぁという気もしますが、ズームにしたから画質が落ちた、と言われたくなかったのでしょう。重量は「カメラ本体と組み合わせた総重量は今までより軽いよね」という微妙な訴求の仕方をしています。1D X と R3 を比較するのは反則では…。

 

価格は約150万円。但しこれはキヤノンオンラインショップでの通常価格で、上客には10%オフクーポンを配っていることや、ヨドバシやビックでは同価格ながら10%還元(ヨドバシカード払いで11%還元)されることを考えると、実質約135万円。マップカメラでは最初から135万円で出してくるかもしれません。アメリカでは10,000USDくらいのようで、いま1$=134円くらいですから、まぁこんなものでしょうか。

私はサンニッパ(EFレンズの)を使ったのは90年代に学研CAPA主催のポートレート撮影会で貸し出しを受けたのが最初で最後。晴天昼間であったにもかかわらず低ISOのフィルムのせいでシャッタースピードが焦点距離に対し遅くなり、手ブレを量産してしまいました。そもそもIS付きモデルが出る前の話ですし、一脚もなかったので、手ブレ以前にフレーミングすら難儀しました。

ただ、ファインダーから見た世界は「あっこれグラビアポスターだ」と感激しましたね。当時確か30万円くらいだった記憶がありますが、今から考えると破格に安い(麻痺)。最近のEOS RならIBIS付いてるし、135万円の最新モデルに対して18万円くらいの中古というのも全然アリな気がしてきました。

IS付きでも中古19万円じゃんね。

 

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