あんな薄いシートでどうやって熱が冷めるのかさっぱり解らない。
ジェルに含まれる水分が気化する際に奪う気化熱によって冷却するらしいのだが、だったら濡れタオルでも同じはず。昔は熱が出ると水を絞ったタオルを頭に乗せていた例があったかと思うが、乗せたまま1時間も放置すればすっかり温まってしまい冷やす効果はなくなる。
冷えピタは濡れタオルより薄い、むしろ濡れハンカチとも言うべきレベル。厚さ数ミリのジェルシートごときの熱容量は濡れタオルと比べるとかなり低い。これで8時間冷却効果が持続するなど書いてあると、少し理系の人なら「プッ(笑)」と感じると思う。
それでも熱さまシート・冷えピタは売れ続けている。おそらく粘着性があって立っても頭から落ちないのが便利なのと、何らかの治療をしているという満足感が得られるためではないかと思う。
なお、メントールなどの冷感成分は神経に作用して冷たい感覚を演出するだけで、実際は温度を下げる効果はない。
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