またもや既存の技術で驚かせたApple

MacBook Airは確かに驚くほど薄いが、それを構成している技術が、どれも今回のために開発した新技術ではない点がまた驚きである。

LEDバックライトはVAIOなどで採用実績があるし、パッケージを小型化した(ダイサイズはそのままだから容易に製作可能な)Intel CPUはLOOXで実績があるので、intelに注文すれば作ってくれるのだろう。リチウムポリマーバッテリーも今に始まった話ではない。

初代のiPodのときもそうだった。iPodを構成している技術はどれもiPodのために開発した最先端のものではなかった。

MacBook Airを成立させているのは、企画力である。

ユーザがバッテリーを交換不可、HDDも交換不可、USBは1系統、LANは無線だけ、PCカードスロットなしでRGB OUTなし。オーディオはヘッドホン出力だけ。そしてあのフットプリント。こういうスペックだったらアップルならずとも、技術的には大抵の日本のノートPCメーカーなら作れた。

だがそういった企画は日本のメーカーでは通らない。PCカードスロットなし、バッテリー交換不可というだけで営業から瞬時にダメ出しを食らうだろう。USBを1ポートにしたい、と話を切り出すまでもなく。

そういう企画が通るか通らないかの違いが、アップルとそれ以外の会社の違いに他ならない。それがアップルの人を惹きつける強みでもあり、マイノリティに甘んじている弱みでもあろう。

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