パパ・カメラマン御用達三脚 VCT-80AVを選んだワケ

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画面奥は売却したVCT-870RM

ビデオカメラがハイビジョンになって、三脚への需要は高まっていると思う。大画面で視聴する映像は、小画面よりブレが目立つ。

ソニーがラインナップしているお手頃価格のハンディカム用三脚は、高さ別にVCT-50AV, VCT-60AV, VCT-80AVの3種類があり、実売価格は6,000円~16,000円程度である。いずれの機種も近年のハンディカムの「A/Vリモート端子」に対応したリモコンがパン棒と統合されているのが、他社にはない特徴である。

上記の3機種を店頭で比較したところ、VCT-50AV、VCT-60AVでは高さが足りず、「撮影に夢中になるあまり、こちらがカメラを構えている前にせり出してくるママたち」を回避できない可能性が高いように思えた。そんなママたちに嫌な思いをしたくなければ、彼女たちの身長より高くカメラを構えたい。

すると自動的にVCT-80AVしか選択肢がないのだが、パン棒に統合されたリモコンは、自分の目線より高くカメラを構える場合にも非常に楽ちんなのである。そういう意味でもVCT-80AVは傍若無人ママ対策に最適と言える。

一方で、VCT-80AVとVCT-50AV、VCT-60AVでは雲台の構造も違い、VCT-80AVの方がしっかりした造りになっている。たとえば、VCT-50AV、VCT-60AVはチルト方向の動きを固定するネジを締めると、僅かにカメラが傾いてしまうが、VCT-80AVではこの傾きがかなり少ない。この点でも選ぶ価値がある。

ちなみにビデオカメラ用の三脚というのは、雲台にオイルが入っていて、滑らかにパンやチルトができる。そのため「ビデオカメラ用」というジャンルの三脚が存在するのだが、餅は餅屋というか、三脚メーカーが造るビデオ用三脚は、雲台+三脚で3~4万円も出すとそこそこのものが買えたりする。雲台と三脚を別々に買えば、雲台だけ買い足すことでスチルカメラ用の三脚として使え、無駄がない。

しかし当然だが、ソニー製以外の三脚には「パン棒にリモコン」がないのである。一番安いVCT-50AVを買ってリモコン付きのパン棒を他社製三脚に移植するという手もあるが、そこまでは…と思った。また、ソニーのVCT-50AV, VCT-60AV, VCT-80AVは雲台が分離できず、他社の三脚に取り付けることもできない。

そもそもリモコンを諦める、という選択肢もあるが、編集をあまりしないパパ・カメラマンはシーンの端から端まで一発でキッチリ撮影することが求められる。プロのように映像の最初と最後をカットして使わないので、RECボタンの押下で手ブレすることは許されない。マルチカメラ撮影も通常はしないので、撮影中のズームは手ブレれなく、滑らかに行わなければならない。やはりリモコンは諦めることはできない。

他社製の三脚にソニーのリモコン「RM-AV2」を組み合わせることも考えられるが、これでは両手がふさがってしまい、撮影中の自由度が下がってしまう。RM-AV2の小さなボタンでは多段変速ズームができるかどうかの確証も得られなかった。ハンディカムに付属する「赤外線リモコン」はちょっと角度を誤るとソニー製ハンディカムをお使いの他のユーザーへ迷惑をかけることになるので、マナーとして使用してはならない。

それと、どうも構造を見てみると、ソニーのこのクラスの三脚はベルボン社のもののように見える。ベルボンが販売している同クラスの価格と比較しても、ソニーの方はリモコンが付いていても割高という印象は受けなかった。

そんなワケでパン棒にリモコンのついたVCT-80AVお買い上げ、と相成ったのである。

次回はVCT-80RMの使用感。

「パパ・カメラマン御用達三脚 VCT-80AVを選んだワケ」への4件のフィードバック

  1. はじめまして。
    いつも興味深く拝見させていただいております。

    私は静止画から動画にと興味を覚え、EOS 5D Mk �鵺まで手を出してしまった、大馬鹿ものです。

    記録用にと以前SONYのハンディカムを使っており三脚も前の大型モデル(リモコン付きパン棒/ランクケーブル仕様)を持っていました。

    最近HDR-XR520Vを手に入れたのですが、以前の三脚は使えず、やむなく新しい三脚を購入することになり、さて大中小のどれかを選択するべく悩み、結局旅行用にと中型のVCT-60AVを手に入れました。

    VCTシリーズのパン棒はSLOW切り替えが付いているところがイイですね。試しにパン棒を外してみると、以前の大型の三脚にぴったりと収まり、三脚の使い分けができそうでまたまた喜んでおります。

    おまけに、三脚の立てられない状況の時(旅行中の車内など)も、パン棒だけ外し、右手でコントロールするというワザもできることが分かり、こりゃあ使い勝手がいいなあと、さらに感動しています。

  2. 5D Mark IIに加えてXR520Vいっちゃいましたか!羨ましいです。

    あのパン棒、たまにマッチする別の三脚があるらしいですね。
    ちなみにその大型の三脚(というか雲台?)の機種を教えて頂けませんか?

  3. 大型というか、クマデジタルさんが売却したVCT-870RMそのものです。

    雲台はVCT-60AVよりも、VCT-870RMの方がしっかりしていますね。
    クックシューも大型で信頼感があります。

    ちなみに、VCT-60AVから外したパン棒はそのままVCT-870RMに取り付けられますが
    その逆はワッシャーなどをかまさないと、しっかりと取り付けることができません。

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