高付加価値・高価格になったDIGA DMR-BWx70シリーズ ~大画面ユーザーほど大容量HDDが必要な理由

ぱっと見て、高くなったなと思う。デジタル家電というものは、モデルチェンジで価格が下がってスペックアップ、または、価格そのままでスペックアップというのが通例だと思うが、その中にあって価格を上げてきた。

今回のラインアップを、前回と比較してみよう。今回はダブルチューナー(BWシリーズ)のエントリークラスに、シングルチューナー(BRシリーズ)とHDDが同容量のモデル(BW570)が追加されている。

【今回のラインナップ】
型番: DMR-BW970/BW870/BW770/BW570/BR570
HDD: 2TB/1TB/500GB/320GB/320GB
価格: 28万円/18万円/15万円/12万円/10万円

【前回のラインナップ】
型番: DMR-BW950/BW850/BW750/BR550
HDD: 1TB/500GB/320GB/250GB
価格: 25万円/17万円/14万円/10万円

売れ筋の900番,800番,700番台で比べてみると、それぞれ3万円、1万円、1万円の価格アップになっている。HDDが大幅増量していくつかの新機能が付いたとは言え、価格をアップするのはかなり強気だ。

なお、HDD容量アップ以外の新機能は次の通り。

【前モデルになくて、今回新しく付いた機能】
・8倍録画(従来は5.5倍録画)
・録画番組一覧でラベル分けが可能
・番組結合機能を搭載
・ダビング時のレート自動調節機能
・BS/CS/アクトビラ持ち出し対応(従来は地デジのみ)
・VIERA Rの内蔵HDDからのダビングに対応
・WOWOWの番組表が1ヶ月先まで可能(従来は1週間先まで)
・外出先からの予約時、キーワード設定による自動録画が可能
・ユニフィエで真空管サウンドをシミュレート(BW970のみ)

どうだろうか。個人的には「番組結合機能」「ダビング時のレート自動調節機能」あたりが多少羨ましいが、「番組結合機能」は細切れになりがちなハイビジョンカメラで撮影した映像も結合できるのか、また、「ダビング時のレート自動調節機能」は既にAVCRECモードになっている番組でも再圧縮できるのか、疑問が残る。(従来、AVCRECモードで録画した番組はそれ以上の再圧縮は出来なかった。)

価格アップは辛いところだし、旧モデルが末期で実売価格が下がっていることを考えるとさらに悩ましいところだが、いま新旧どちらのモデルを選ぶか決断するとすれば、散々悩んだ挙げ句、新モデルにすると思う。

なお、我が家ではさらに前の機種DMR-BW730(320GB)を使っているが、320GBという容量から受ける印象ほど、HDD容量は逼迫していない。これはAVCRECモード(HG/HX/HE/HL)を多用しているためだが、37インチのプラズマで見る限り、HEモードでも充分実用になる印象だ。

しかし、46インチや50インチで見るとおそらくHEあたりではアラが気になるだろう。つまり、大画面ユーザーほど高レートで記録する必要に迫られる。


Panasonic ブルーレイディスクレコーダー HDD320GB DMR-BW750

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