EOS 7D レビュー(3) 「快速実現の裏側」

みんぽす

品川のキヤノンにて開催された、EOS 7D モノフェローズ向けセミナーに参加したのでレポートする。

このレビューはWillVii株式会社が運営する レビューサイト「みんぽす」から招待されたイベントに参加して書かれています。 本イベントへの参加及びレビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)。本イベントに参加された他の方のレビューはこちらのみんぽすTBセンターでご覧になれます。(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)

早くブン回すだけなら簡単。秒間8コマを達成するには、単に早く動かせばよいと言う訳ではないというカメラ開発センターの戸倉剛部長。鍵となるのは、ミラーダウンショックの吸収。いかに短時間にショックを吸収し、消失していない期間のファインダー増を安定させるか。EOS 7Dでは従来からあるメインミラーバウンド防止機構に加え、今回新たにサブミラー側にも同機構を装備することで、秒間8コマ中でも安定したファインダー像を実現したという。

7d_minpos_4「ブン回すだけなら簡単」

また今回、同じAPS-Cサイズ機であるEOS 40D/50Dで一部のユーザー(私)から不評だったシャッター音にもついにメスを入れた。過去の各機種のシャッター音を周波数軸、時間軸で測定・分析し、キレのよいシャッター音になるよう構造・材質を工夫しチューニングを図ったという。
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キヤノンWebページより

その結果生まれたシャッター音は、好みの問題はあるだろうが、確かに同じAPS-C機であるEOS 40D/50Dとは別格の音がしている。フルサイズ機の鈍重なミラーが上下する音ともまた全然違うのだが、秒間8コマ=125msec内にすべてが完結しなければならないメカの音としては、確かにキレがあると思う。40D/50Dが「パコパコパコ」なのに対して、7Dは「チャキチャキチャキ」という音だ。

モデルを撮るつもりだった動画だが、奇しくもマシンガンのようなシャッター音が印象的になってしまったので、シャッター音のサンプルとして掲載する。

そして、この連写速度はメカだけによってもたらされるものではない。従来の2倍のチャンネル数で読み出す新CMOSや、DUAL DiGiC 4の存在も不可欠だ。このあたり、CMOSからメカからLSIまで内製するキヤノンの強みだろう。

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そして、ストレスなくこの連写を堪能するには、記録メディアも重要になる。今回カメラと一緒に貸し出されたのが、EOS 7Dの発売とタイミングを合わせるように発売されたSandisk社のExtreme Pro。
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EOS 7Dの秒間8コマ連写はJPEGですら52.8MB/sec(422Mbps)に達するデータ量だが、これを受け止めるには従来のハイエンドCFカード、Extreme IVの45MB/secでは追いつかない。

実際はEOS 7Dの中にバッファメモリがあるのでExtreme IVでもJPEGで100枚程度の連写はできるのだが、Extreme Proならばバッファメモリの解放を待たずにカードフルになるまで連写を続けられるという。

今回、EOS 7Dで試写するためにExtreme Proの32GBをお借りしたのだが(EOS 7Dはセミナー会場外持ち出し不可で、撮影したカードのみ持ち帰り可、後日返却必要という条件)、手持ちのUDMA対応CFカードリーダーで転送速度を測ってみたところ、

Read:約31MB/sec
Write:約22MB/sec

という結果だった。おそらくカードリーダーが最新のUDMA 6に対応していないためだと思うが、USB2.0の実効速度(30~40MB/sec)の問題もあり、現時点ではどうやってこの速度を生かせるか悩むことになりそうだ。

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