EOS 7D レビュー(2) こんな連写速度要らない…と思うのは、実機に触れるまで

みんぽす

品川のキヤノンにて開催された、EOS 7D モノフェローズ向けセミナーに参加したのでレポートする。

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なお、評価機による撮影のため、量産品と画質が異なる可能性があります。

スペック表を眺めていてもため息しか出てこないEOS 7D。N社に水をあけられたキヤノンが本気を出すとこうなるのかと。官能面含め、出し惜しみ無しの実機を早速触ってみよう。

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従来のEOS DIGITALのミドルクラスと比較するとM.Fnボタンの追加や動画モード切替スイッチ、電源スイッチの位置の変更など大幅な操作系の見直しがされているEOS 7Dだが、もちろんEOSとしての一貫した思想の上に成り立って設計されている機体ゆえ、普段40Dと5D Mark IIを使っている私でも、いざ使い始めてみればさほど違和感なく使うことができた。

唯一慣れに時間がかかったのがモードが増えたAFモードとAF測距点切り替え。モードが増えたので切り替えが煩雑になるのは仕方がないが、おそらく過去モデル同様にカスタマイズ設定で「マルチコントローラーダイレクト」を選択すればスピーディーに測距点選択ができるはず。

電源スイッチとコントロールダイヤルのON/OFFが分離したのも改善点だ。いままでなぜ一体化されていたのか不思議でならない。むしろ最初から分離されているべきだった。EOSの7不思議の1つだろう。(あとの6個はあとで考える。)

筐体の大きさと重さはまぁこんなものかという印象だが、重量がフルサイズの5D Mark IIの810gを超えて、820gになってしまったのは驚きだ。もちろん視野率100%を達成するための大きなペンタプリズムなど重量増が納得できる中身なのだが、キヤノンの方に重量増をボソッと呟いたところ苦笑いが漏れたので、メーカーとしても心苦しく思っているフシはあるのだろう。

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視野率100%を達成するためにこんな立派なペンタプリズムが入っていたら、ある程度重いのは納得せざるを得ない。

シャッターボタンの感触は軽く、右手人差し指の僅かな力の込め方で秒間8コマのレリーズが操れるのは快感と言ってもいい。秒間8コマなんて何に使うの?と思われるかも知れないが、被写体となる自然界は「秒間何コマ」で動いているわけではない。こんな連写速度要らない…と思うのは、実機に触れるまでだ。秒間8コマで撮影された中に含まれる”決定的瞬間”の出現率の高さに、きっと「あって良かった、秒間8コマ」と思うだろう。

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EOS 7D + EF200mm F2L トリミング

ファインダーの視野は広く、また、5D Mark IIと比べてAF測距点のカバー範囲が広いので使いやすい。ファインダー下端に表示されるシャッター速度などの文字も大きく、視力に自信のない方にはむしろ5D Mark IIより見やすいはずだ。

液晶は色味、精細度とも何ら不満はない。内蔵の環境光センサで検知した周囲の明るさに合わせて液晶の明るさを自動的に調節してくれるモードがあるが、7Dからは画像再生開始時に検出した明るさに固定されるようになり、カメラの角度を変えても明るさがフラフラすることがなくなった。

キットレンズのEF-S 15-85mmはオールラウンダーで付けっぱなしにできるスペック。5.7倍のズーム比を持ちながらEF-Sフォーマットのメリットを生かしてコンパクトに仕上がているし、前モデルEF-S 17-85mmで酷評された広角側の画質も改善しているようなので、7Dと一緒に買う最初の1本として暫くは不満なく使えるだろう。

ただ、7Dクラスのボディを選択するのであれば、やはり赤鉢巻き=Lレンズの世界を知らないのは勿体ないと思う。たとえば、レンズ単品価格ではEF-S 15-85mmと1割も違わないEF 17-40mm F4Lを付けると、本機が持つポテンシャルに驚く機会が増えるはず。Lレンズは基本的に防滴防塵構造なので、7Dとの組み合わせならシステム全体で防塵防滴になるというメリットもある。

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EOS 7D + EF 100mm F2.8L macro IS USM

そうそう、最近のEOSは付属ストラップに型番が刺繍されている。これについて雑談ベースで質問してみたところ、キヤノンの方からは

「見栄(笑)」

という、実に本能的で解りやすい回答が得られた。いやーでも私なんか、5D Mark IIの刺繍が入ったストラップが「高いの使ってますよ~」ってアピールしているみたいでかえって恥ずかしいんですけど…(笑)

え?白いレンズの方が目立つ?

モデル:妻鳥彩友里さん
オフィシャルブログ:S@YURI.com

EOS 7Dのレビューは続きます。

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