油圧警告が出るという症状で9日ほど入院していた愛車A3が帰ってきた。入院中のテスト走行で油圧警告が出なかったとのことで、何も処置せずに返却。油圧センサーは3年前に換えたばかりだし、油圧ポンプは見込みで交換するには高価すぎる(20万円ほどかかるらしい)ので、ディーラーの判断で「様子見」になった。
「取説にはこの警告灯が出たらディーラーに持ち込めと書いてあるので持ち込みました。持ち込むまでに5回ほど点いたり消えたりを繰り返してるんですけど、結局、現象が再現しないと言うことで処置はされないわけですよね。次はどれくらい点灯したら持ち込めばいいですか。何やっても警告灯が消えないというレベルまで待った方がいいですか? 高速走行時にそうなったら、このクルマの挙動はどうなるのですか?」
嫌な客であることは自分で喋っていてもよく解ったので、担当者が困った顔をしたところで「まぁいいです」と引き下がった。クルマはハードウエアを売っているものであり、安全にドライブする権利を売っているものではないのだから。(安全にドライブする権利を買いたければ、レンタカーがある。)
エンジンの油圧方面に異常が発見されない代わりに、ラジエターの腐食が発見された。整備士が漏れたLLCの「甘い匂い」に気がついたそうだ。整備士GJ!…と言いたいところだが、こちらもラジエターコアの交換費用は65,000円と、これまたEOS 5D3が遠のきそうな金額である。ただ、新品のラジエターコアへの交換で65,000円はAudiボッタクリ価格という訳ではない。相場を調べてみると国産車でもこれより高いクルマはごまんとある。
ディーラーに腐食したラジエターの写真を見せてもらったが、全体的にはすごく綺麗なのに、1箇所だけピンポイントで腐食していた。そしてラジエターファンには何か液体が漏れて乾いた痕跡があった。おそらく腐食を誘発するような何かが付着したままになっていたのかも知れない。高速走行中に何か当たったのかも知れない。
WillVii社の栗田さんが詳しいのを思い出して尋ねてみた。
@Kumadigital ラジエターに穴が開いたとか、冷却水が漏れたとかは良く聞く話です。結構前からBMとかラジエターのサイドタンクは樹脂のものもありますし。ただ国産車の場合でも保証期間5年ですから、5年経過してれば不具合とは言えず経年劣化によるものとしか言えません。
— 栗田弘和さん (@kuritter_jp) 4月 9, 2012
なるほどね~。諦めか。
コメント
同業者としては最低のDラですね…
要求された所では無く別の不具合が判った時点で連絡するのが普通の対応では無いかと、しかも数万の修理を勝手にやって修理代を請求って…
最低、「水漏れを見つけたのでこれ位の修理代がかかります」って連絡があっても良さそうな。
あっ、無断で修理はしていません。現象が出ないこと、代わりに水漏れが見つかったこと、6.5万かかることは事前に連絡ありました。誤解させてしまい申し訳ありません。