防湿庫、どれにしようこ?

某氏より防湿庫について書くよう仰せつかったので書いてみます。

私の防湿庫は東洋リビングのED-105Sという機種(2004年購入)で、2ドアのものです。実は容量105リッターで2ドアというのは現在の東洋リビングのラインナップになく、80(ED-80CDB)リッターの次は120リッター(ED-120CDB)、そして2ドアになるのは140リッター以上(ED-140CDB)ということになっています。また、私の世代はキャスターが標準装備だったのですが、今は純正オプションでもキャスターは用意されていません。(ワイドタイプの防湿庫には用意されています。)なぜキャスターがなくなってしまったのか不明ですが、個人的にはキャスターがあった方が地震の際には有利だと思います。

防湿庫は現在、東洋リビングとトーリ・ハンの2社が支配的ですが、実は防湿庫としての基本性能は、両者にほとんど差がありません。私が買った頃はトーリ・ハンの方がカメラ置き場に静電気が起きやすそうな素材が使用されていたのですが、今はそんなこともないようです。電気代も有意な差はありませんし、単純にデザインと大きさで選べばいいのではないかと思います。ちなみにトーリ・ハンの方はメーカー純正のオプション品でキャスターが用意されています。

地震対策はいずれもDIYで行う必要がありますが、トーリ・ハンには純正で転倒防止金具類が用意されています。もっとも、ホームセンターで何らかのグッズを買ってきた方が安いかも知れません。両者とも鍵をかけなかった場合の扉の耐震対策もないので、必要を感じるのであれば自分で何らかの対策をせねばなりません。

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私も自分で振動検知タイプのロック器具を取り付けました。

ところで防湿庫は高いので、衣装ケースのようなものに乾燥剤を組み合わせて代用することも考えられますが、この場合乾燥しすぎてカメラにダメージを与える可能性があることを考慮しなければなりません。湿度は低すぎても良くないのです。そこに湿度を一定に保つ防湿庫の存在価値があります。

許容されているかどうかは不明ですが、私は防湿庫の上にプリンタを乗せて、部屋のスペースを稼いでいます。また、私の機種にはないですが、最近の防湿庫にはサービスコンセントを設けている場合が多く、バッテリーの充電等に便利だと思います。そういったものの有無も考慮すると良いと思います。

なお東洋リビングは型番が容量(リットル)を表していますが、トーリ・ハンは型番はリットルを表していませんので、型番同士で大きさを比較しないようにしてください。

収容能力ですが、各社ともカメラボディ何十台!とか言っていますが、東洋リビングの縦長のタイプで、棚1段あたり、一眼レフカメラボディ(標準ズームレンズ付き)2台+ズームレンズ2本+標準レンズ1本、あたりが限界ではないかと思います。


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