「MFゴースト」に続くしげの秀一先生の新作「昴と彗星」(すばるとすばる)が7月から始まるそうです。
前作、「MFゴースト」は原作コミックも途中までは買っていたのですが、私も息子も途中で興味を失ってしまい、2月に原作最終回を迎えていたことすら把握していなかったという…何故なんでしょうね。頭文字Dにはあった熱量が、世の中がコンプライアンスだなんだで面倒くさくなったことで漂白されてしまったような感じがして、いつまでも箱根の山中から西湘バイパスの早川ICのあたりをグルグル回ってるなぁ…という印象しか持てなくなっていました。沿道に狂言回しがいなかった、ってのも大きいでしょうね。あと公道最速理論、グリップウエイトレシオの均一化、そのあたりの高橋涼介が含んでいた謎は結局全体像が明らかになったんでしょうか。(後で最終巻(23巻)を読んでみようと思います。)
頭文字Dが特別に面白かったのは、自分の原体験と重なるところも大きかったと思います。北関東の山中の雰囲気、静けさ、寂しさ…コミック版はもちろん、微妙に表現力の足りなかったアニメ版がまた、表現力の足りなさゆえ、かえって北関東の山中の雰囲気をうまく出すことに成功していたように思います。あの絵、映像を見ると、胸が締め付けられるんですよね。
さて今回の新作「昴と彗星」、彗星と書いて「すばる」と読むって斬新ですが、社名を2回も連呼してもらって株式会社SUBARU は堪らないでしょうね。群馬と神奈川が舞台になるようで、群馬側が昴という女の子、神奈川側が彗星(すばる)という男の子がダブル主役になるようです。「頭文字D」「MFゴースト」それぞれの世界と繋がっている設定のようですが、「MFゴースト」はあまりにも藤原拓海をヴェールに隠しすぎたのが盛り上がらなかった理由の一つだとも思っているので、過去キャラとどんどん絡ませていってくれたらいいなと思います。
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