俺はカメラの露出に夢中だったけど
もしかしたらあの頃すでに彼女の心は
俺から離れつつあったのかもしれない
いや、EOS 5D Mark IIIのAEは優秀なので、夢中になる要素はありませんが…
原作コミック版の孤独のグルメ第9話に登場した「江ノ島・魚見亭」に行ってきました。いや、本当は早朝から桜を撮りに行っただけなんですけど、撮ってるうちにお店が開く時間になってしまったので、となればドスンと入れていくか…というわけで。
江ノ島のかなり奥の方にあります「魚見亭」。
メニューはこんな感じ。
オムライスとか、ラーメンがあるのが意外。
つまり集団行動で魚介が苦手な方がいてもOKと。
おお、五郎が食べた「江ノ島丼」があるぞ。
とはいえ、江ノ島丼自体はこの店の専売という訳でもなく、他にも江ノ島丼が食べられる店はたくさんあります。ただ中身の定義はどうなっているんでしょうか、店によって若干差はあるように思いますが、概ね魚介類の卵とじ丼ですね。
だがしかし、今日の俺は江ノ島丼腹ではなかった…
俺の胃は…しらす丼腹だ。
しらす丼…毎日ある訳じゃないのか…?
入店。好きな席に座るよう案内される。
富士山が見える席へ。
窓からは絶景。そしてゴローを襲う、「さえない思い出の脇役」である「とんび」。
劇中でゴローちゃんが座っていたのはあっちの席だな…。
この占い機!ノスタルジック感がいいじゃないか。
早速「しらす丼」をオーダー。「生と釜揚げ(ゆで)がありますが」と尋ねられるので、「釜揚げ」をチョイス。実は生は苦手だったり(ぉ
ちなみに私以外のお客さんは皆「江ノ島丼」でした(笑
お茶を飲んで、しばし富士山を眺めます。
おおっ、きたきた、きましたよ。しらす丼、890円。
実は醤油の裏に七味唐辛子が隠れています。
しらすに七味…初めてかも。
しらすに生姜、甘酢生姜、刻み海苔、そして昆布の佃煮が乗っています。
少し醤油を垂らし、しらすをかきわけてみても、なかなかご飯に到達しない。恐るべし、しらすの厚さ!まさにシラス層!すなわちこの丼はシラス台地なのか!
ああ、幸せな味がする。
静かな店で、富士山を眺めながら、しらすの山。
しらすは塩味が薄く、なるほど、醤油が必要な訳だ。スーパーで売っているしらすと比べるとかなり塩味が薄く、大ぶり。
実は私の職場では、転勤で横浜を離れる人に対しては、「湘南を離れる前に江ノ島界隈のしらす丼を食っとけ」という定番のアドバイスがある。別に私は転勤が決まった訳ではないが、定番のメニューを体験できて、満足。
朝食代わりだったのでこれにて終了だが、胃の容量的にはこのまま「江ノ島丼」までいけたはず。でも自粛。
ああそうだ、五郎が寄った饅頭屋は魚見亭の少し手前にある。口の中がしらすで幸せだったので饅頭はトライしなかった。
にしても次こそ「江ノ島丼」を食べよう。
早朝狙いで、家族で来てもいいな。
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