シン・仮面ライダー＠横浜ブルク１３（ネタバレなし）

楽しみにしていた映画、観てきました。

ブルク１３，久しぶりに行きましたけど、やっぱり左右両方肘掛け占有できるのはいいですね…。

さて中身ですが、

うーん、シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンと比較すると、あまり一般大衆向けではないかなと言う気がしました。そもそもPG12指定ですし。何かが決定的に足りないと思ったのですが、そうだ、コアメンバー以外の市井の人がほとんど出てこないんですよね。

登場人物同士がお互いの距離感を掴みかねている（模索している）ところとか、人類補完計画みたいなやつとか、ツンデレヒロインとか、とてもエヴァっぽい。事前に発表されていたショッカーのアイコンとかタイポグラフィーからかなり現代風にアレンジされたスタイリッシュなショッカーを期待していたのですが、それはあまり前面には出てこなかったですね。

ここのところの一連の「シン」シリーズで、庵野さんの手の内はすべて出尽くしたような感じもあります。CGも一部すごい雑なところがあったし、エンドロールに庵野さん何人いるんだろう…というところから見ても、こぢんまりした、庵野さんの私的な作品という印象が強かったです。

昔の仮面ライダー（１号〜２号のあたり）を知ってないと、面白さは半減でしょう。私も仮面ライダーの１〜２号はほとんど観ていないので、何がオマージュなのかまったく分かりませんでした。

少し前に公開された仮面ライダーブラックサンの方が後味は悪いながらも面白かったかなぁ。