シン・仮面ライダーの前に観てきました。
4月にはTV放映されるので多くの方はそちらで観ると思いますが、大画面で観たかったんです。ちょっと最近の大作アニメと比べると絵柄はシンプルで背景も簡単ですが、要所要所でグッと絵の熱量が上がります。肝心なシーンはみんないい絵になっていますので、安心して良いと思います。
内容は予想どおり、原作の1巻を90分のアニメにしたもの。タイトルの【推しの子】は、主人公の「星野アイ」を指していますし、また、星野アイの子供のことも指しているダブルミーニングです。この作品では芸能界での能力が瞳の絵柄で表現されますが、ポスターの通り、星野アイ(母親)が両目に星が入っているのに対し、子供たちはそれぞれ片方ずつに星が入っています。これは子供たち2人にも芸能人としての資質が遺伝していることの表現です。
映画の予告編でも出ていた「星野アイは欲張りなんだ」のところでちょっとウルッときてしまいました。音楽、演出がとても良いです。
そして終盤。コミックではそんなことなかったのですが、この「愛してる」のシーン、アニメにするとすごい破壊力ですね。声優さんの上手さが際立つというか…。ヴァイオレット・エヴァーガーデン並みの破壊力です。もうここで号泣ですよ。ああ、いい歳こいたおっさんが恥ずかしい。
主題歌はYOASOBI。「アイドル」というタイトルに合わせて、ikuraさんがとてもアイドルっぽい歌い方を披露されています。なお本編のアイドル歌唱シーンにはikuraさんは出てきません。エンディングテーマソングだけです。
予告編見たときは「原作コミックの絵柄を超えられていない」と思ったのですが、まったくそんなことなかったです。パワーアップしてます。原作ファンは観るべきです。
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