私がまだ小学生になる前、実家の敷地内の建屋を間借りして夫婦で登記事務所を開いていた方がいて、そこにテケテケと遊びに行くと、黒い瓶のネスカフェにクリープと砂糖をたっぷり入れたコーヒーをいつも出してくれました。それが自分の中のコーヒーの原体験になっています。
思い出補正が入っていると思いますが、久しぶりにそれを味わいたくなって黒い瓶のネスカフェを買ってみたのですが、今やレギュラーソリュブルコーヒーになってしまっていて、何ともまぁ洗練されてしまったこと。これが一番安いコーヒーの味か?とコーヒー企業王者ネスカフェの底力を思い知らされますが、自分が飲みたかったのはこれじゃない。もっとチープな味でした。でももうそんなのないんでしょうね。2ヶ月ほどで飲みきって、次の瓶へ。(なにげに水でも溶けるようになっていたのにも驚いた)
次の瓶は香味焙煎を買うつもりで、うっかり同じ青色のラベルつながりで買ってしまった「ちょっと贅沢な珈琲店」。なんか全然美味しくないんですけど、こんなに不味かったかな…と思ったらリニューアルしていたんですね。自分の知っている「ちょっと贅沢な珈琲店」はなくなってしまったようです。香りはともかく、味がダメ。
これも間もなく飲み終わりますので、次の瓶を買いますが、今度こそ香味焙煎を買おうと思って探すと…ないです。瓶の香味焙煎がないです。そりゃ、コーヒーの瓶の封かんがキレイに剥がれないことに「怠慢だ!」とSNSで吐いてましたよ?でもそれに対する回答が「瓶やめます」ですか。ははーん。
まぁスティックタイプが一番香りをキープできていいんですけどね、ちょっと濃くしたいとかやりにくいじゃないですか。こういう翻弄のされ方をすると最後にはおじさん趣味(自分でロースト)に行き着くのは分かる気がします。でもTeams会議のすき間の1〜2分で珈琲を淹れるにはインスタントしかダメなことがあるんです。
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