2年前に買ったサウンドバーYAS-209ですが、不満が出てきまして。具体的には音質で人の声が引っ込みすぎてる点と、HDMI ARC(テレビの音声をHDMI経由でサウンドバーに戻す仕組み)が不安定な時があってテレビを再起動しないと音が出なくなることです。
HDMI ARCの安定性は同一メーカーの Panasonic の方がいいのかなと、SC-HTB900 にでも乗り換えようかなと思ったのですが、この SC-HTB900 も音質、接続安定性ともそんなに評判がよろしくない。Panasonic 自体、テレビ事業を分社化 or 売却しようとしているのでサウンドバーに力も入っておらず、SC-HTB900 も2019年の製品です。
それに Panasonic に関係なく、もともとサウンドバー自体がオーディオ的に不利な構造であって、マトモな製品が一つもないと言われてるので、あまり高い製品を買うのも馬鹿らしい。
本当はAVアンプ+普通のスピーカーがベストなのには違いないんですが、テレビを 65inch にしてしまったことでテレビの左右や斜め下にはスピーカーを置けるスペースはもはやなく、となるとやはりサウンドバーが頼り。あとやっぱり生活家電なんで、テレビと一体となって動いてくれることが肝要なんですよね。
そこで「声が引っ込まないサウンドバー」という観点で探してみると、DENON の DHT-S517 が見つかりました。これはDENONの音の門番ことサウンドマイスターの山内慎一氏が手がけたベストセラーモデル DST-S216 (2019年) をさらに音質強化したモデルらしく、これなら期待が持てるかなとヨドバシ横浜に試聴に行ってきました。
結果、まぁ良かったです。店頭なので静かではないのでこの製品だけの音を耳に入れることは困難なのですが、できるだけ周囲の音を止めてもらって試聴したところ、サウンドバーとしては素性の良さは感じました。人の声もちゃんと聞こえました。何より、DSPを色々駆使したモードではなく、「Pure」という、色々装飾回路をバイパスした音声モードの音がマトモだったのが心証良かったです。お値段はポイント還元込みで概ね5万円ちょっと。デノンの販売員の方がいて、「水曜~日曜に店頭で買っていただければドットコムよりはお安くします」とのこと。
うーん、夏ボで買うかなぁ。HDMI ARC の安定性はあまり改善しないっぽいけど(もはやどこのメーカーのを買っても一緒だ)、音質が改善するのは大きいなぁ。
コメント
映画を見る時だけですが、SONYのHT-A9と言うサラウンドシステムを使っています。
私の環境(テレビはREGZA)ではHDMIの不安定さと言うのは感じたことはないですね。
特定の機器で一定の使い方をしている分には不具合にはそうそう遭遇しないと思います。
HDMI機器を4つ繋いで、HDR/SDR, 2K/4K 信号が入り乱れてる環境で、テレビとサウンドバー含めて
6台の機器をランダムに電源オフオンするような使い方だと、HDMI ARCがフリーズし、テレビを再起動
しないと音が出なくなることがあります。(稀に映像も出なくなることもあります)
テレビを4Kに買い替えたら発生頻度が上がったので、おそらく2K/4K, HDR/SDR切り替えも弱点なので
しょう。
世に言われている「サウンドバーから時々音が出なくなる」ユーザーというのは、推し並べてこんな使い方
なのかな、と解釈しています。