EOS R8 Mark II

……が出ました。Canonのヒエラルキーはセンサーサイズに対しては厳密ではないようで、R5/R6がフルサイズ、R7がAPS-C、R8がフルサイズ、R10がAPS-Cという並びが「分かりにくい」という声もあるようです。R8の立ち位置としては、R6 mark II と同等の画質を得ることを主眼とし、細かいマニュアル機構を省いて小型、軽量、廉価にしたモデル、となります。価格は275,000円ですがキヤノンオンラインショップでは10%オフクーポン適用で247,500円ですので量販店の実勢価格もこれくらいになるはずです。さらにキャンペーンでボディだと20,000円キャッシュバックされますので実質227,500円。物価高にならされた身には若干安く感じられます。

ソニーからの圧のせいか、出し惜しみが少ないのも美点で、IBIS(ボディ内手ぶれ補正)や背面のジョグコントローラーが装備されたのは評価できます。EOS上位モデルに装備されている背面ダイヤルこそありませんが、上面にダイヤルがありますので露出補正で困ることはないでしょう。EOS上位モデルだと背面ダイヤルはあるは上面ダイヤルはあるはでかなりリッチな使用感なのですが、そこからダイヤルが1つ減っても実用上はさほど困りませんので。

性能的にはEOS R6 Mark III よりは EOS R6 Mark II と比較するのが妥当ですが、R6 Mark IIの実勢価格は28.7万円に3万円キャッシュバックで実質25.7万円。R8 Mark II と3万円差しかありません。この3万円差が何かというと、主に、

・メカシャッターの有無(R8 Mark II はメカ後幕のみ)
・メモリカードのデュアルスロット
・バッテリーの大きさ(長持ちの度合い)
・背面ダイヤルの有無

になるのですが、ここに3万円差を見出せるかどうかですね。たとえば動体を少しでも歪みなく撮りたかったらメカシャッターは譲れませんが、R8 Mark II の電子先幕方式でもそんなに極端に歪みが大きいわけではありません。バッテリーなんかは長持ちしますけど重量にも直結するので痛し痒しです。

話は逸れますが EOS R シリーズになってからアイカップが簡単に取り外せなくなりました。以前はそこを破損しても数百円で部品が販売されていたのですが、今は2万円以上を払って修理になるようです。実際息子がEOS R10 のアイカップを加水分解なのか応力を加えたのか不明ですがとにかく、目にあたるゴムの部分を破損させてしまい、メーカー送りになると2.5万円とかになりそうでした。しかし代わりとなる全く同じパーツは販売されておらず、Amazon で怪しい中国メーカーから、オールプラスチック製(目にあたるところもゴムではなくプラスチック)という紛い物パーツを700円で購入して交換したようです。ネジ2本で交換できる半消耗部品が、そういう扱いなのもいかがなものかと思いますけどね。

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