ドアパンチ対策が効果てきめん

ウチのアパートの駐車場、お世辞にも広くない(普通サイズ)な上に、前下がりの斜面。ドアが段階的に開く欧州車ならともかく、国産車の場合、ドアから手を離すとスーツと開いてしまうことがある。

以前1ヶ月に3回もドアパンチ(ドアのぶつけ)で凹みができてしまった際にはさすがに腹が立った。2つは左に駐車している、全幅1800mmの某国産ベストセラーミニバン(以下「O」さんとする)側で、キズの位置と「O」さんのドアからの推定アタックポジションが一致。1つは右側なのだが右の車からはどう考えても当たらないところだったので右の車は無罪。

駐車場の斜面に起因してスーツと開いたくらいの速度でコツンと当たったくらいではドアは凹まない筈なのだが、それでも凹んだってことは相当ムギューとやられたのかなぁと。

3つのキズのうち、左の1つのキズはサイドモール上の軽微なものなので修理せずに放置中。あとの2つはデントリペアしてもらって34,000円ほどの出費。

「O」のドライバーさんが朝出勤する様子を見てると、ほとんどの日に運転席側の後部座席に仕事の荷物を積み込んでいるのだが、その際片手でドアを押さえていることはほとんどなく、腰から上はすべてドアの内側に位置している。あれでは体が少しブレたときとか、風が吹いたときに勢い付いてゴツンとかムギューとしてしまうのは容易に想像できる。

スーパーの駐車場だったら絶対に「配慮してくれなそう」な車の隣には停めないのだ、アパートの駐車場は割り当てが決まっているので勝手にポジション変更できない。

ドアパンチの加害者は多くの場合、ドアパンチしていることを気にもとめてないことが多いように思う。当たっていることに思慮が至らないか、ちょっと当たったくらい別にいいでしょ、というもの。これは性格なので改心してくれることはほとんど期待できない。

置き手紙をして注意を促したかったが、現場を押さえたわけではないし、住民同士の摩擦を何よりも嫌うツマの「やめてくれ」という要請もあり実施には至らなかった。

そこでホームセンターでガレージの壁面に貼り付けるような硬質スポンジを購入。1個1,500円前後。デフォルトでは太いので、2つにカッターで分割し、「強力タイプ」のシートマグネットを「屋外対応、耐候型」の両面テープで貼り付け。駐車中にボディの側面に貼っている。

doorpunch
doorpunch2

かなり格好悪い上、もちろん、時々外し忘れて走り出して恥ずかしい思いをするのはお約束。

当初は「O」さん側へのイヤミにとられてしまうかと思って公平にボディの左右両方に貼っておいたのだが、右側のクルマの方がかなり間を開けて停めてくれるので、今では面倒になって「O」側だけになっている。

このスポンジを貼るようになってから2年、当然だが左側のドアパンチによるエクボはまったく発生していない。

ただ、マグネットの裏に付いた汚れ(ごく細かい砂)に起因して、ボディ塗装表面に僅かな擦れキズは発生する。それは年に1回くらい市販のキズ消し系ワックスで治る程度だし、格好悪い見た目も、ドアパンチによる精神的ダメージとは比べものにならない。

駐車場に赤いコーンを置いておく方もいらっしゃるようだが、この小さめの硬質スポンジであれば、車に積んでおけるので外出先でドアパンチを避けられそうもない場合にも便利。

コメント

  1. 通りすがり より:

    災難でしたね…
    被害を被った上に、相手方に気遣いせざるを得ないのは
    納得しがたい事だったかと思います。
    心中お察しします。

  2. Kumadigital より:

    クルマなんて走ればいい、擦ったって凹んでいたって全然OK、なんて方は絶対いる訳ですから、相容れないですねぇ。

    そもそも自動車メーカーが本件に無頓着なのが納得いかないですね。ドアについている「サイドプロテクター」って、セダンの後ろ側のドア(タイヤのアーチ状に切り欠かれている)がぶつかってきても何ら無力ですよね。

    とはいえ、昔あった「サターン」というメーカーのクルマはドアパンチされても凹みませんでしたが、クルマ自体が日本に定着しませんでしたからねぇ。

  3. マイマイ より:

    ドアパンチの検索で辿り着きました。

    自分も引っ越してから隣の車からドアパンチを何度も喰らってたまりません。磨き傷も気になるのでなおさらです…無頓着で興味のない人が隣だと疲れます。

    自分もストライクゾーンが判明していたので、クッション材しかないと思い、磨き傷覚悟で貼りました。磁力とクッション材のバランスに苦労しました…

    なのですごく気持ちが分かります!
    クマデジタルさんのような硬質スポンジに変えたいと思います。勉強になります。

  4. Kumadigital より:

    コメントありがとうございます。
    硬質スポンジで高さを稼ぐと、強風のときに飛んで行っちゃうんですよね~
    (年に数回、公道の方まで飛んで行ってしまいます(汗))
    ですので、スポンジの高さを低くするか、できるだけ強力タイプのマグネットを使うといいと思います。

  5. ドアパンチで涙目 より:

    ドアパンチ 対策をキーワードでGoogleから来ました。

    この方法いいですね!目からうろこです。
    さっそく真似させていただきます。
    なるほど、資材でバランスや試行錯誤は必要ですね。

  6. Kumadigital より:

    貼り付ける面に砂が付いていると塗装が少しキズ付くので注意してくださいね。

  7. マダム理子 より:

    ドアアタックで検索し、とても良いアイデアを教えて頂きました。
    自宅マンション左隣の車から度々被害を受けていましたが、ご教示の通りスポンジ&マグネットで自衛したら、先方へのアピールにもなったようです。昨日引っ越ししていきました。謝罪はなかったけれど一安心。本当にありがとうございました。

  8. Kumadigital より:

    お役に立てて良かったです。
    こういうことに無頓着な方には注意したところで理解して貰えないことが多いので、
    自分側で何とかする方が手っ取り早いんですよね…。

  9. 感謝 より:

    Googleの検索でまいりました。参考にさせていただいて、たった今材料を調達してきました。
    自分はアパート住まいなのですが、駐車場の左隣の奴は、こちらのドアに接触するまで開けて、接触したままの状態で乗り降りするみたいで困ってました。
    ドアパンチあるあるというか、軽なのにいつもコチラに寄って止めてある。
    そいつのドアのエッジは上から下までボロボロで、錆はなく鉄の銀色が見えていたので、そこら中で当てながら乗り降りするのが当たり前の変人みたいで、途方に暮れていましたが、いいアイデアに出会えました。本当にありがとうございます。

  10. Kumadigital より:

    接触させたまま乗るってことは、乗った瞬間に相手の車体が少し下がるので、縦に擦って傷つけることになるんですよね。本当に腹が立ちますね。
    対策パーツは取り外し忘れたままドライブに出かねないようご注意ください!
    お役に立てて良かったです。

タイトルとURLをコピーしました